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「ニュートリノでわかる宇宙・素粒子の謎」 [本と映像・音楽の話]

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 先のblog小柴昌俊 (著)「ニュートリノ天体物理学入門 ― 知られざる宇宙の姿を透視する」(2002年、講談社)について触れました。2015年のノーベル物理学賞ニュートリノに質量があることを発見した梶田隆章教授とArthur B. McDonald教授が受賞されましたが、それからもう8年となります(ご存命だったらもう一人のノーベル賞受賞者として名前を読み上げられたであろう、2021年7月のblogで触れた戸塚洋二先生・・)。
 「捕捉するには地球30億個分の厚さが必要? 変幻自在の幽霊素粒子、ニュートリノ。 第一人者による、必読入門書! 無限の広がりを持つ宇宙と、極小を描き出した素粒子の世界。両者が実は密接に関連する様子を明らかにした宇宙物理学にあって、ニュートリノは宇宙創生の謎を解く最も重要な役割を担っている。 「身の回りにおびただしい数が存在しているのに、未だ捕まえることのできた数はごく僅かである」「飛んでいる間に次々と別のタイプに変化する」……数ある素粒子の中でも、異彩を放つニュートリノ。ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊に続き、著者は研究を主導し「ニュートリノ振動」などの世界的難問を解決した。  第一人者が、最新の素粒子物理学とそのスリリングな実験現場を、数式を使わずにわかりやすく解説する。」と内容紹介される 鈴木厚人(著)「ニュートリノでわかる宇宙・素粒子の謎」(2013年、集英社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で目にし、入手しました。
(税込420円→税込110円)

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「宇宙創造の一瞬をつくる ― CERNと究極の加速器の挑戦」、「ヒッグス粒子と素粒子の世界」 [本と映像・音楽の話]

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 「CERN(ヨーロッパ原子核研究機構)がスイス・ジュネーヴ郊外に建設した世界最大の巨大加速器LHC(大型ハドロンコライダー)。全長27 kmの地下トンネルで陽子を光速の99.9999991%まで加速、衝突させ、ビッグバンの1兆分の1秒後の状況を作り出す。 素粒子物理学の標準モデルの正しさを証明する「神の粒子」ヒッグスボゾンの発見、未知のダークマターの手掛かりやひも理論が示唆する余分な時空次元の証拠の発見など、LHC素粒子物理宇宙論の分野で新時代を切り開くと期待されている。ブラックホール騒ぎやダン・ブラウン小説CERNで作られた反物質粒子を登場させたことでも有名となった。稼働を始めたLHCの姿と、それが解き明かしていく宇宙と物質の謎を、科学者や技術者たちの熱気とともに解説する科学ノンフィクション。」と内容紹介される Amir D. Aczel (原著), 水谷淳 (訳)「宇宙創造の一瞬をつくる ― CERNと究極の加速器の挑戦」(2011年、早川書房)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。

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