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「量子コンピューターが本当にすごい Google、NASAで実用が始まった“夢の計算機"」 [本と映像・音楽の話]

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 「第1回量子コンピューティング EXPO【春】」(2021年4月7~9日、東京ビッグサイト 青海展示棟;リンク先は2022年10月26~28日に幕張メッセで開催の「第3回量子コンピューティングEXPO【秋】」)の会場へ行き、「量子コンピューティングの展示会が開催される時代になったんだ」と実感したことを当時のblogに書きました。
 「複数の計算を同時にこなす量子コンピューター。実現するのは遠い未来だったはずが、商業用マシンがグーグルで採用された。その実態とは?」と内容紹介される 竹内薫 (著), 丸山篤史(構成) 「量子コンピューターが本当にすごい Google、NASAで実用が始まった“夢の計算機"」(2015年、PHP研究所)をBOOKOFF 16号柏店で入手しました。
 Web検索し、量子コンピューター関連の多くの本が出版されていて、その1冊に「(略)
量子コンピュータについては、多くの人がクラウド越しで実物に触れられるようになった今でも、物理の専門書から学ぶか、チュートリアルやハンズオンのウェブ記事を読んで勉強するかしかありません。これから量子の力をフル活用できる人や、量子情報の考え方を利用してコンピュータサイエンスをよくしていく人材が必要になるというのに、入門書と専門書の間には大きな隔たりがあります。 本書はこれから必ずくる量子コンピュータの時代で活躍されるであろうIT分野のプログラマやエンジニアの皆様にとって、特に知っておくべき概念をできる限り網羅しています。量子コンピュータの背景、その原理や応用についても高校数学で学んだ内容を起点に数式も示しつつ、しっかりと解説しています。」と内容紹介される情報処理学会出版委員会 (監修), 嶋田義皓 (著)「量子コンピューティング ー 基本アルゴリズムから量子機械学習まで」(2020年、オーム社)があることを確認しました。
(税込110円)

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「スーパーコンピューターを20万円で創る」、「エクサスケールの衝撃 ー 次世代スーパーコンピュータが壮大な新世界の扉を開く」、「「スパコン富岳」後の日本 ー 科学技術立国は復活できるか」 [本と映像・音楽の話]

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 「世界をアッと言わせた天文学者の手作りスパコンわずか4人の”素人”開発チームが宇宙に賭けた夢を実現するまで 通常のパソコンなどに比べて格段に速い計算を行うスーパーコンピューター。数十億~数百億円をかけて、ときには国策として開発が行われるが、この分野でひときわ異彩を放つスーパーコンピューターが一九八九年に日本で開発され、話題を呼んだ。GRAPEと名づけられたそれは、開発費わずか20万円。天文学者たちによる手作りで、天文計算においては驚異的な計算速度を誇り、巨大楕円銀河誕生の謎を解明するなど画期的な成果を挙げた。コンピューターの専門家のいない、たった四人の開発チームはいかにしてプロジェクトを成功へ導いたか……。無味乾燥に見える科学の世界の裏側で繰り広げられた熱い人間ドラマを、開発チームの一員だった研究者自らが活写する。」と内容紹介される 伊藤智義 (著)「スーパーコンピューターを20万円で創る」(2007年、集英社)をBOOKOFF 秋葉原駅前店で目にし、技術開発関係の本が好きなため、入手しました。
 そしてWeb検索する中で2022年4月24日、BSフジのガリレオX「天文学を変えた計算機GRAPE 手作りスーパーコンピュータ開発物語」として宇宙に散らばる様々な天体の進化を、重力の計算によってさぐる国立天文台重力多体問題に対する専用計算機GRAPE(GRAPE-DR、GRAPE-9)が2022年3月末に運用終了したこと、そして本書に対応する1989年に誕生の第一号機「GRAPE-1」が紹介されていたことを知りました。番組が見られなかったことに「残念・・」となりました。

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