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「ビルはなぜ建っているか なぜ壊れるか ー 現代人のための建築構造入門」 [本と映像・音楽の話]

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 「迫りくる大地震にあなたの住むビルは大丈夫か? 絶対「安全」な建物はあるの? 現代人必須の知識「建築構造」の基礎を絵入りで伝授」と内容紹介される 望月重 (著)「ビルはなぜ建っているか なぜ壊れるか ー 現代人のための建築構造入門」(2003年、文藝春秋)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 長周期地震動が高層、超高層の建物に対して与える被害が報告されています。それにも関わらず、なぜ、高層の建物を建てるのか、なぜ、高層の建物に住もうとするのか・・
(税込110円)

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「基礎からわかる下水・汚泥処理技術」 [本と映像・音楽の話]

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 私が住む集合住宅、市下水道設備の完成で、それまで敷地内の地下浄化設備で処理していた排水が市下水管へ直結されたのは約30年前とのことでした(私は途中入居)。工事内容が気になって調べたところ、浄化設備の設備機器、キュービクルなどの撤去まではいいのですが、浄化槽内の汚泥を排出して空の状態にしたことがわかりました。「これでは大地震で地域の地盤が液状化したら、浮力で地下浄化槽構造物が地上に浮き上がってしまう!」で約20年前から管理組合へ伝えていました(単年度、全員交代の役員会で・・)。そして2020年度、構造設計が専門の居住者の協力を得て1964年の新潟地震と2011年の東日本大震災の浦安での液状化による被害を示し、無関係でないこと、そして対策(流動化処理土(マンメイドソイル))を液状化時に生じる浮力に対抗できる量、空の状態の浄化槽の中に注入)を提案し、2021年度にその対策工事を終えました。
 上記は構造設計上の対応でしたが、「下水処理についてちゃんと勉強したい」という気持ちがどこかで残っていたようです。
 「本書は、下水処理・排水処理とそれにより発生する汚泥の処理・活用について、原理から処理技術およびその関連設備を解説したものです。多くの図や表を用いて、わかりやすい解説に心がけています。下水・汚泥処理の分野に関係する方はもちろん、これから環境分野を学習する学生の方々にも理解しやすいように記述しています。本書を通して、下水処理・汚泥処理への関心が高まり、そういった技術・知識の向上の一助となれば幸いです。(略)」と内容紹介される株式会社タクマの技術者グループの タクマ環境技術研究会 (編) 「基礎からわかる下水・汚泥処理技術」(2020年、オーム社)をBOOKOFF 埼玉三郷店で目にし、ページを開いて「平易に解説された内容 (^_^) 」で入手しました。
(税込1,590円→税込795円→税込220円)

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「建築携帯ブック コンクリート [改訂版]」 [本と映像・音楽の話]

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 2021年のblogで私とコンクリートの関係について触れました。
 「ひび割れ、コールドジョイント、じゃんか等コンクリートの欠陥を防ぐ!基礎知識から計画、打設管理、仕上げ・養生、検査までコンクリート工事のポイントがわかる、現場管理者必携コンクリートハンドブック。大改定新JASS5完全準拠!設計図書に規定された年度に応じて使い分け可能な2009年版・2003年版JASS5新旧対照表を収録。」とされる現場施工応援する会 (編)建築携帯ブック コンクリート [改訂版]」(2009年、井上書院;リンク先は2019年発行の改訂3版)をBOOKOFF 埼玉三郷店で目にし、全130ページの手帳サイズに「どれくらい覚えているだろうか・・」と気になって入手しました。
 なお、「建築携帯ブック コンクリート [改訂3版]」は2018年版「JASS 5」に完全準拠とのことです。
(税込770円→税込110円)

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「建築基礎構造 [改訂版]」 [本と映像・音楽の話]

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 8月29日、NHK総合で 映像の世紀バタフライエフェクト「東京 破壊と創造 関東大震災と東京大空襲」 が放送され、旧帝国ホテルなどを設計した建築家アントニン・レーモンドの活動が紹介されました。

 「設計、施工のみならず計画においても必須の、地盤・基礎関係の知識を解説。実務で行なわれていることを示しつつ、その基本となる土質力学を学ぶ必要性を説く。建築学科の学生および若い構造技術者の一助となる教科書。【「TRC MARC」の商品解説】」と内容紹介される畑中宗憲 / 加倉井正昭 (著)「建築基礎構造 [改訂版]」(2010年、東洋書店)をBOOKOFF 埼玉三郷店で目にし、気になって手にとってページを開き、「第8章 斜面の安定」が目に入ってきました。そして熱海市伊豆山地区土砂災害(リンク先は静岡県)のことを思い出し、以前のblogで書いたように土木工学ポケットブック編集委員会(編)「土木工学ポケットブック」(1980年、山海堂)などを蔵書していますが、「ちゃんと勉強しよう」となり、入手しました。なお、本書の新版が2016年に発行されているのを確認しました。
(税込770円→税込220円)

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「日本のいちばん長い日 [決定版]」 [本と映像・音楽の話]

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 半藤一利氏の著書で蔵書したものについて末尾のリストのように以前のblogで書きました。そして「あの日、日本で何が起こったか……  昭和20年8月14日正午から24時間の内に起きた出来事を埋もれていた資料をもとに再現。画期的ノンフィクション待望の文庫化」と内容紹介される 半藤一利 (著)「日本のいちばん長い日 [決定版]」(2006年、文藝春秋)の文庫をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 2015年の映画「日本のいちばん長い日」の公開に併せての出版企画とのことです(岡本喜八監督による「日本のいちばん長い日」(1967年公開)は1990年代にテレビで見ました)。
(税込110円)

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「アメリカの大学の裏側 ー 「世界最高水準」は危機にあるのか? 」 [本と映像・音楽の話]

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 「バイデン米大統領、学生ローンの返済1万ドルを免除」(2022年8月25日, BBC NEWS JAPAN )が報じられました。
 「日本の大学改革がアメリカを「お手本」にして、本当にいいのか?現役アメリカ大学教授による渾身のリポート!そこから考察した「日本の大学論」も収録。すべての大学関係者、受験・留学希望者、保護者必読!」と内容紹介される アキ ロバーツ / 竹内洋 (著)「アメリカの大学の裏側 ー 「世界最高水準」は危機にあるのか? 」(2017年、朝日新聞出版)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 5月のblogで吉川徹 (著)「学歴と格差・不平等 ― 成熟する日本型学歴社会」(2006年、東京大学出版会;リンク先は補論「現実になった成熟学歴社会」を追加とする2019年発行の増補版)などの子どもたちの厳しい経済環境に関する本について触れましたが、大学院で学び、関心分野の組織で働き、「(やっと)奨学金を返還できた」と40代の知人の話を聞き、日本での奨学金の負担を再認識しました。
(税込275円→税込110円)

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「天皇陵の謎」 [本と映像・音楽の話]

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 NHK総合で歴史探偵「飛鳥の古墳ツアー」が放送され、最近、発見された古墳のあること、そして天皇陵についても語られていました。
 藤ノ木古墳仁徳天皇陵古墳を訪れたことを以前のblogで書きましたが、「飛鳥の古墳飛鳥資料館へ行ってみたいなあ」と思いながらまだ、実現できていません。
 「古代天皇陵四十基のうち陵名の天皇が眠るのはわずか数基!? 古代天皇陵で陵名の天皇が本当にそこに葬られている例はほとんどない。では、誰がそこに眠っているのか? 古代史最大の謎に挑む」と内容紹介される 矢澤高太郎 (著)「天皇陵の謎」(2011年、文藝春秋)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。そして歴史探偵「飛鳥の古墳」の中で紹介されていた天皇陵についても解説されているのを確認しました。また、天皇陵に関する本が近年、多く出版されていることを知りました。
(税込110円)

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「関西国際空港 ― 生者のためのピラミッド」、「海上空港・沈下との闘い 」 [本と映像・音楽の話]

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 関西エアポートグループのWebサイトに「沈下の状況 ~沖積層/洪積層の沈下の特徴~」があります。その中で1期島について「1994年開港から現在までの平均沈下量は3.68mで、埋立開始から開港までの沈下量(9.82m)を加えた全沈下量は13.50mです。」、2期島について「2007年供用から現在までの平均沈下量は5.14mで、埋め立て開始から供用までの沈下量(11.71m)を加えた全沈下量は16.85mです。」という記述があります。
 「軟弱な海底に石を積み重ねることから始ったこの大プロジェクトは、長い歳月と一兆五千億円の巨費を要してついに開港にこぎつけたが、未完の工事、莫大な償却前赤字等難問は山積している。公害と地域経済、地方分権、民活プロジェクトの将来―ここには現代日本の政治経済問題のすべてが関わっているのである。本書は現代のピラミッド建設過程を、参加して技術者、財界人、政治家、官僚の証言を通して浮彫りにする試みである。」と内容紹介される 佐藤章 (著)「関西国際空港 ― 生者のためのピラミッド」(1994年、中央公論社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 「大阪湾の沖合に甲子園球場の約12倍の人工島が誕生した。そこには関西新空港の近代的なターミナルビルがその全貌を見せ始めている。海上に新しい大地を誕生させ、人工の地盤をコントロールする技術の力に迫る。」と内容紹介される NHKテクノパワープロジェクト (著)「海上空港・沈下との闘い (NHKスペシャル テクノパワー巨大建設の世界) 」(1993年、日本放送出版協会)はBOOKOFF 16号野田店で入手しました。
 1995年の阪神・淡路大震災に対して「平成7年度 運輸白書」の「第1章 阪神・淡路大震災と運輸」)で「大阪国際空港については、滑走路及び誘導路のひび割れ、旅客ターミナルビルの外壁の剥落等の被害が発生し、関西国際空港についても、旅客ターミナルビル、鉄道駅、立体駐車場等において、壁面にひび割れが発生するなどの被害が生じたものの、いずれも航空機の運航に支障は生じなかった。」と報告されています。

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企画展「流山小学校 ー 地域とともに150年 ー」(2022年7月16日~11月13日、流山市立博物館) [展示会、セミナー、博物館等]

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 流山市立博物館企画展「流山小学校 ー 地域とともに150年 ー」が2022年7月16日~11月13日開催から8月27日、ボランティア活動を終えた後、行きました。
 小学校の歴史とともに日本の教育の歴史にも触れることができました。

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「青函トンネルから英仏海峡トンネルへ―地質・気質・文化の壁をこえて」 [本と映像・音楽の話]

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 2012年4月12日に開通した新東名高速道路を初日に走り、トンネルが多い高速道路であることを実感したことを当時のblogに書きました。新東名は毎月利用していますが、御殿場JCT-新御殿場IC間の2021年4月10日の開通伊勢原大山IC-新秦野IC間の2022年4月16日の開通が報じられ、「新御殿場ICと新秦野ICの間が開通すれば、東名高速より運転が楽になるだろうなあ」と考えていました。
 8月24日、神奈川県山北町の新東名高速道路のトンネル工事の現場で崩落事故があり、作業員2人が巻き込まれて重軽傷を負ったことが報じられました(NHK)。記事中でNATM ( New Austrian Tunneling Method)工法で施工されていることを紹介されていて「あの施工法か」と昔、勉強したことを思い出しました。事故に巻き込まれた作業員の方の早い快復を祈ります。
 「本書は、旧国鉄に入社以来、種々の困難に直面しながらも青函トンネルの完成にまでたずさわり、その実績を買われ、テクニカル・アドバイザーとして英仏海峡トンネルの建設にも貢献した著者の体験記である。」と内容紹介される 持田豊 (著)「青函トンネルから英仏海峡トンネルへ―地質・気質・文化の壁をこえて」(1994年、中央公論社)をBOOKOFF 16号野田店で目にし、昔、雑誌の記事か、テレビのニュースで見たことを思い出し、懐かしくなって入手しました。そして「技術者向け工事記録を世界の人々へ伝えたい『青函トンネル』から」鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構))が土木学会主催の「土木広報大賞2021」の映像・メディア部門の準優秀部門賞を受賞していたことを知りました(鉄道チャンネル、2022.04.09)。また、土木学会に土木技術映像委員会があり、公益社団法人土木学会 土木技術映像委員会 (編)「土木映画の百年」(2014年、言視舎)が出版されていたことを知りました。
(税込110円)

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