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「戦争で死ぬ、ということ」 [本と映像・音楽の話]

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 ロシア軍のウクライナ侵攻のニュースに毎日接する現在を送っていて、「戦争、そして死が近くにある」という実感を持つようになりました。

 「戦争はリアルに語られているだろうか? 「大量殺人」の実態と,そこから必然的に生み出される「人間の感情」が見失われてはいないか? 自らも戦後生まれである著者が,自らの感性だけを羅針盤として文献と証言の海を泳ぎ,若い読者にも通じる言葉で「戦争」の本質を伝えるノンフィクション.未来をひらく鍵がここにある!」と内容紹介される 島本慈子 (著)「戦争で死ぬ、ということ」(2006年、岩波書店)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
(税込110円)

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「「科学の目」で日本の戦争を考える」、「30代記者たちが出会った戦争 ― 激戦地を歩く」 [本と映像・音楽の話]

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 『太平洋戦争』についてジャパンナレッジで閲覧できる日本大百科全書・国史大辞典・日本国語大辞典・世界大百科事典のサンプルページが公開されています。1894~1895年の日清戦争後に日本に割譲されて1895年に植民地支配された台湾1910年の韓国併合後の日本による朝鮮の植民地支配(台湾、朝鮮には皇民化政策がとられる)、1931年に満州事変を起こした日本の関東軍が中心となって中国の東北部に1932年に建国された満州国、太平洋戦争で香港占領、マレー半島占領、マニラ占領、シンガポール占領、インドネシア侵攻(ジャワ島占領)、フィリピン占領、ビルマ侵攻をしたこと・・。植民地時代だったとはいえ、ロシア軍のウクライナ侵攻から、「日本軍は当時、何を・・」と考えさせられます。そして ドイツと異なり、日本の施政者は他国に対する戦争犯罪を起こした人物などが合祀された靖国神社を参拝するなど、戦争犯罪に向き合っていないと思います。
 「戦争の性格は。戦争指導部の実態は。前線の兵士にとって、国民にとってどんな戦争だったのか ── 日本の戦争の真相を政府・軍部の公文書と動かし難い事実で解明、“戦争礼賛派はこの現実を見よ”と訴える。昨年の「赤旗まつり」講演に「南京虐殺」、「慰安婦」問題をふくむ詳細な注を加え、北条徹署名での“靖国史観”批判3論文(05年)も収録。」と内容紹介される 不破哲三 (著)「「科学の目」で日本の戦争を考える」(2015年、新日本出版社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 「戦後70年を機に先の戦争を振り返り,ガダルカナル,インパールなどで過酷な戦闘に加わった日本兵の証言を30代の若手記者8人が取材.日本兵たちが何をしたのか,どんな状況におかれ,そして生き延びてきたのかを現地の様子や自らの体験を織り込みながら戦地の実相を明らかにしていく.忘れてはならない記憶としてそれぞれの心に深く刻まれる.」とする共同通信社会部 (編)「30代記者たちが出会った戦争 ― 激戦地を歩く」(2016年、岩波書店)も同店で入手しました。

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