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「物理学校 ― 近代史のなかの理科学生」 [本と映像・音楽の話]

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 東京理科大学近代科学資料館(東京理科大学の前身となる物理学校の創立110周年を記念して明治39年(1906年)に建てられた木造校舎を模して1991年11月建設。そして140周年を記念して2020年にリニューアル)、「秋山仁の数学体験館」の見学について2014年のblogで書きました。
 馬場錬成 (著)「物理学校 ― 近代史のなかの理科学生」(2006年、中央公論新社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で目にし、「物理」という言葉に反応して入手しました。183ページで物理学校の新校舎の写真を目にすることができ、また、「創立当時、「物理」という言葉はどんな風に受け取られたのかな」となりました。
 本書から夏目漱石の『坊ちゃん』(リンク先は青空文庫)が物理学校出身だったことを知り、主人公の背景をよく知らないで読んでいたことに気づかされました。そしてWeb検索の中で公開講座「東京理科大学 坊っちゃん講座」が高校生、大学生、中学生、一般を対象者として開催されていることを知りました。最後のページの「昭和26年3月10日、物理学校の最後の卒業式が行われた。(略)東京理科大学という新しい幕があがって第二の歴史が始まったのである。」から、本書が近代科学資料館『東京物理学校から東京理科大学へ』の展示に対応したものであることに気づきました (^_^;
 近代科学資料館、COVID-19対応で「1週間ごとの予約制」とのことですが、「COVID-19が沈静化したら、また、行きたいなあ!」になっています。
(税込110円)

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