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吃音症、場面かん黙、ハートネットTV「いのちが大丈夫であるように~沖縄・夜を生きる少女たち~」 [本と映像・音楽の話]

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 2月15日のNHK EテレのハートネットTV「NHK障害福祉賞 (2)「自分らしく生きるために」」が放送され、その中で「きつ音」(吃音症)は次の症状のように様々であることが紹介されました。とても勉強になりました。

 1. 連発(語音・音節の繰り返し)
 2. 伸発(引き伸ばし)
 3. 難発(ブロック)


■ 場面緘黙(かんもく)
 ハートネットTVで 2015年5月28日放送のWEB連動企画「“チエノバ” - 話したいのに、話せない…“場面緘黙“を知っていますか? -」で、「家などではごく普通に話すことができるのに、例えば幼稚園や保育園、学校のような「特定の状況」では、1か月以上声を出して話すことができないことが続く状態をいいます。」とする場面緘黙(かんもく)が解説されました。
 場面かんもくに苦しむ方の母親を介して取材された「WEB特集 しゃべりたくても しゃべれない 「場面かん黙」はわたしの一部 」(2022年2月15日、NHKニュースWEB)を読み、「「場面かん黙」のことを再認識しました。


追記
 NHK Eテレで2月16日 20:00から放送のハートネットTV「いのちが大丈夫であるように~沖縄・夜を生きる少女たち~」を見ました。琉球大学教育学部研究科教授で「裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち」(2017年、太田出版)、そして様々な賞を受賞された「海をあげる」(2020年、筑摩書房)の著者でもある上間陽子さんの活動の紹介とインタビューで構成される内容で、厳しい状況にある少女たちに関する話を聞いていて、私は無神論者のはずなのに「神様・・」という言葉や嗚咽のようなものが出てしまいました。そして厳しい状況にある少女たちが考えることを止めているという言葉に対して「考えることを止めないと命を保つことができない」ということに気付かされました。上間さん達によるシェルターの活動に感謝の気持ちでいっぱいです。

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「ベトナム戦争 ― 誤算と誤解の戦場」、「ベトナム戦争を考える」、「ダイオキシン」 [本と映像・音楽の話]

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 "The Very Best of Peter, Paul and Mary"のCDから、ベトナム戦争に対する反戦の時代を思い出したことを先のblogで書きました。
 ベトナム戦争は「第二次インドシナ戦争の中の戦いの一つで、1965年11月から1975年4月30日まで、分断された南・北ベトナムの統一をめぐって展開した戦争である。」(Wikipedia)とされます。ベトナム戦争に関連する映画は多数ありますが、2014年のRobin Williams氏に関するblogの中で触れた"Good Morning, Viet Nam"(1987)は観ましたが、戦争を描いた映画は好きでないため、予告編以外、他を観た記憶はありません。石川文洋写真展 『戦争と平和 ・ ベトナムの50年』(2014年5月23日~6月3日、銀座ニコンサロン)に触れたblogの中で「ベトナム戦争がどういう戦争だったのか、写真を見ながら私自身、よくわかっていないのを自覚させられました」と書きましたが、それは今も・・。そこで松岡完 (著)「ベトナム戦争 ― 誤算と誤解の戦場」(2001年、中央公論新社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店遠藤聡 (著)「ベトナム戦争を考える」(2005年、明石書店)をBOOKOFF 6号松戸馬橋店で入手しました。

■ ダイオキシン
 ダイオキシンはベトナム戦争で米軍が使用した枯葉剤の中に不純物として含まれ、それによって先天性疾患を持つ子供が多く生まれたことが指摘されています(初めてそれを知った時、衝撃を受けました)。「九州20ヵ所に猛毒埋設 ベトナム戦争の枯れ葉剤成分 専門家「漏出の恐れも」 地元に不安」(2018年8月23日、西日本新聞)を知り、過去の問題でないことを実感しました。そしてNHKのおはよう日本「枯れ葉剤の原料 漏れ出す懸念も 負の遺産をどうする?」( リンク先はWEB特集)からダイオキシンを含む化学物質の「2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸」が日本で46ヶ所に埋設されていることを知り、愕然とさせられました。アスベストに関する蔵書について以前のblogで書きましたが、ダイオキシンに関するものがないことに気付き、宮田秀明 (著)「ダイオキシン」(1999年、岩波書店)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。

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