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「図解・首都高速の科学」を再び [本と映像・音楽の話]

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 古書は「一期一会」という気持ちがあり、「確か、住処にあったような」という気持ちがしても購入してしまいます(住処にある本を全てリスト化し、それでチェックできるようにすればいいのですが・・ (^_^;)
 「日本の道路技術のショーウィンドウ。1962年、東京オリンピックに先立って開通した首都高速道路。制約の多い都市部に建設するため、首都高速には常に最先端の道路技術が導入されてきた。そこから日本や世界に広まった技術も少なくない。2020年に再び開かれるオリンピックに向けて、新たな段階に入った首都高速の建設・運営・保守の舞台裏を余すところなく解説する。」と内容紹介される 川辺謙一 (著)「図解・首都高速の科学」(2013年、講談社)がBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店にあり、「住処にあったような」がありましたが、入手してしまいました。そして2016年のblogに書いた明倫館書店で入手した1冊だったことを確認することになりました (^_^;
 1990年代、雑誌「土木施工」(山海堂)* の記事だったと思いますが、IMF(International Monetary Fund)から借金して首都高を建設するにあたってIMFからは3車線を条件とされたのが、モータリゼーションが始まる前の時代、「距離を優先」としてIMFに頼み込み、2車線として建設されたこと、当時の設計速度は60km/hであったこと(2014年のblogでも触れました)、そして老朽化が進んでいて安全に利用できるようにするためには早急の対策工事が不可欠という内容が書かれていたように思います(他の本で読んだ内容とゴッチャになっている可能性もあります)。その後、首都高の改修工事は進んでいますが、建設当時に見込んだ交通量に対して大幅に交通量が増え、また、走行する車両の重量も当時に対して増えていることから「絶対に安全とはいえない」というのが私の気持ちです。

*: 明治以来110年続いた株式会社山海堂は1960年(昭和35年)から通巻621号を超える月刊誌「土木施工」の発行元でしたが、業務終了に伴い2007年12月号を最後に休刊となりました。しかし、翌2008年10月号より株式会社オフィス・スペースによって復刊に至り、「弊社は従来の山海堂「土木施工」誌の伝統・精神を引き継ぎ、復刊から10年を経て更なる発展に努力しているところでございます。」として継続発行されています。
(税込520円→税込110円)
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川辺謙一ウェブサイト | 交通技術ライター・川辺謙一の公式サイト
https://kawaberry.com/
『図解・首都高速の科学』(川辺 謙一):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000194801
土木施工 | 総合土木技術誌「土木施工」
https://officespace.co.jp/intro/327/
山手トンネル、そして大橋JCT:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2010-04-02
首都高京橋入り口付近:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2013-04-06
首都高改修、揺れる議論 老朽化対策「地下化」の理想と現実 (1/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121103/bsd1211030705008-n1.htm
明倫館書店で6冊入手:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2016-12-04
「東京スマートドライバー」、昔読んだ首都高の設計に関する雑誌のこと:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2014-05-31
「首都高速道路誕生秘話」(GAZOO):ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2019-09-02


図解・首都高速の科学 (ブルーバックス)

図解・首都高速の科学 (ブルーバックス)

  • 作者: 川辺 謙一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/11/21
  • メディア: 新書



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