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「宇宙はなぜブラックホールを造ったのか」 [本と映像・音楽の話]

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 「イベント・ホライズン・テレスコープ(Event Horizon Telescope)は、地球上の8つの電波望遠鏡を結合させた国際協力プロジェクトであり、ブラックホールの画像を撮影することを目標としています。2019年4月10日、研究チームは世界6か所で同時に行われた記者会見において、巨大ブラックホールとその影の存在を初めて画像で直接証明することに成功したことを発表しました。」(「プレスリリース - 史上初、ブラックホールの撮影に成功 ― 地球サイズの電波望遠鏡で、楕円銀河M87に潜む巨大ブラックホールに迫る - アルマ望遠鏡」から)が報じられて5年となりました。

 「「ブラックホール」という言葉から、何を想像するだろうか。銀河の中心には、必ずといってよいほどブラックホールがある。しかも、その質量は非常に重く、太陽の質量の100万倍以上もある。このようなブラックホールは“超大質量ブラックホール”と呼ばれているが、それは、私たちが住んでいる天の川銀河(銀河系)にもある。その質量は、太陽の400万倍である。では、そもそもなぜ、ほとんどの銀河の中心に超大質量ブラックホールがあるのか――。ブラックホールはいつ生まれ、どのように育ち、どのような運命を辿るのか。そして、宇宙はなぜブラックホールを造ったのか。現代天文学が描く、宇宙の過去・現在・そして鮮烈の未来予想図。」と内容紹介される 谷口義明 (著)「宇宙はなぜブラックホールを造ったのか」(2019年、光文社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 本書の最終章の第4章のおわり近くにEvent Horizon Telescopeの概要とその期待が記載され、著者の「あとがき」は2019年1月とされ、2019年2月25日に発行されました。「ブラックホールとは何か」を知りたい人にはとてもよい本だと思います。
(税込275円→税込110円)

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「地球/母なる星 ― 宇宙飛行士が見た地球の荘厳と宇宙の神秘」、「太陽系シミュレーター ― 時空を超えた惑星間飛行」 [本と映像・音楽の話]

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 「1961年4月12日、「地球は青かった」の名言で有名なユーリ・ガガーリンが搭乗した世界初の有人宇宙衛星船であるボストーク1号が打ち上げられました。それを記念し、2011年に国際連合総会が4月12日を“世界宇宙飛行の日”と定めました。」(リンク先はSORAE)とのことです。

 「19国95人の宇宙飛行士が語る地球の壮厳 世界で初めてアメリカとソ連の共同編集、世界9か国同時出版による、地球を外から眺めた写真集。打ち上げから宇宙遊泳、地球の観察、帰還と、宇宙飛行の順を追って構成。地球の荘厳と宇宙の神秘をあますところなく伝えます。帰還した世界19か国の宇宙飛行士の感動的なメッセージと、宇宙から撮影された147枚の写真で構成したドキュメント写真集。」と内容紹介される ケヴィン W.ケリー (編) , 竹内均(監修)「地球/母なる星 ― 宇宙飛行士が見た地球の荘厳と宇宙の神秘」(1988年、小学館)をBOOKOFF 埼玉三郷店で入手しました。外函の大きさが37cm × 26.5cm × 3cmの大型本です。
 soraeのWebサイトで「アポロ13号の宇宙飛行士たちが見た「月の景色を再現した4K動画」」が紹介されています。「月に向かう途中でトラブルが発生し、11号以降では唯一月に降りることがなかった「アポロ13号」。そんなアポロ13号の宇宙飛行士たちが見た景色を、NASAが月周回衛星「ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)」の観測データを使って再現しています。」(NASAが動画を公開したのは2020年2月25日)とのことです。その映像を見ながら「月の姿をこんなふうに近くで見てみたい!」となってしまいます。

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