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「河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙 」 [本と映像・音楽の話]

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 東日本大震災直後、ニュースの中で避難所へ「壁新聞」を貼られている新聞社について報じられているのを見ました。
 河北新報社 (著)「河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙 」(2011年、文藝春秋;著者のリンク先は河北新報オンライン)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 河北新報は2011年に「東日本大震災」に対する報道に対して一般社団法人 日本新聞協会新聞協会賞公益財団法人 日本文学振興会から「3.11東日本大震災で被災、数々の困難に直面しながら、地元新聞社としての役割と責務をそれぞれの報道において果たした、そのジャーナリズム精神に対して」として石巻日日新聞社(本blogを書いた後に 石巻日日新聞社 (編)「6枚の壁新聞 ー 石巻日日新聞・東日本大震災後7日間の記録」(2011年、角川マガジンズ)を入手し、「壁新聞」は石巻日日新聞によるものだったことに気付き、当初の本blogの記載を訂正しました)と共に菊池寛賞を受賞しました。 そして「河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙 」を基に『大震災から1年 ドラマ特別企画「 明日をあきらめない・・・ がれきの中の新聞社』~河北新報のいちばん長い日~」(テレビ東京)が制作され、一般社団法人 日本民間放送連盟による2012年度の第8回日本放送文化大賞、そして国際ドラマフェスティバル in TOKYO東京ドラマアウォードグランプリを受賞しました(民放は殆ど見ないため、このドラマを知りませんでした (T_T))

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東日本大震災・原子力災害伝承館、震災遺構浪江町立請戸小学校 [展示会、セミナー、博物館等]

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 東日本大震災・原子力災害伝承館が2020年9月20日に福島県双葉郡双葉町大字中野字高田39に開館しました*。そして震災遺構浪江町立請戸小学校が10月24日に開館しました。そこで先のblogのように「ロボット航空宇宙フェスタふくしま 2021」(2021年11月19~20日、ビッグパレットふくしま)を見た後、東日本大震災・原子力災害伝承館震災遺構浪江町立請戸小学校を見ようと考えました。ただ、予定よりビッグパレットふくしまでの滞在時間が長くなり、双葉町への移動に国道288号**の利用を計画していたため、「70km以上の移動距離から所要時間2時間以上かかる。入館時間が午後4時の震災遺構浪江町立請戸小学校の見学は諦めなければいけないかな」となりました。
 国道288号を移動して双葉町に入ると帰還困難区域の柵が分岐する道路の各所に設けられていることを目にしました。そして東日本大震災・原子力災害伝承館に午後3時頃に入館しました。3時15分から開始の映像(約5分)を見た後、展示室に入って各展示を見ながら「数字の上では10年経ったけれど・・」と考えさせられました。
 震災遺構浪江町立請戸小学校は「建物外観だけでも見よう」で自動車で約10分の地に移動し、建物に記された「津波浸水深ここまで」を見ました。そして「また、来よう」になりました。なお、双葉町では福島第一原発の事故による帰宅困難状態が続き、地震後の修繕の手を入れることができないままの建物をいくつも見ることになりました。

*:NHKで放送の視点・論点「東日本大震災10年 原子力災害の伝承と教訓」(2021年3月23日)で、浪江町から双葉町にまたがる復興記念公園に隣接する場所に開館の東日本大震災・原子力災害伝承館について語られていました。そして常磐自動車道の常磐双葉ICから車で約7.5kmの地から「いかねば」という気持ちになっていました。

**:2013年のblogで南相馬市、相馬市、双葉町へいったことを書きましたが、その時は国道288号は双葉町近くから「一般車進入禁止」となっていました。今回は、2020年12月10日正午から国道288号が自由通行化されたことで郡山から双葉町への移動に利用できました。なお、対向車線は「環境省」の表示を運転席前に置いたダンプカーばかり来るようで、また、道路脇に黒色のフレコンバッグ(Flexible Container Bag)が置かれているのを何ヶ所も見ました。

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