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「首都水没」 [本と映像・音楽の話]

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 土屋信行 (著)「水害列島」(2019年、文藝春秋)を入手したことを9月のblogで書きましたが、日本ダム協会のWebサイトで「土屋信行さん特別インタビュー ~「首都水没」を出版 ~」としても紹介される土屋信行(著)「首都水没」(2014年、文藝春秋)をBOOKOFF 埼玉三郷店で入手しました。
 「大規模水害対策に関する専門調査会報告 首都圏水没 ~被害軽減のために取るべき対策とは~」(平成22年4月、中央防災会議「大規模水害対策に関する専門調査会」 )で、「室戸台風級(中心気圧 911hPa)の規模の台風、潮位の初期条件0.6m( IPCC第4次評価報告書における21世紀末の世界平均海面水位上昇予測の最大値59cmより設定)、そして水門*が全て閉鎖できず、さらに堤防が決壊」と仮定したシナリオFの場合、「東京のゼロメートル地帯が浸水し、最大浸水深が 5m におよぶ地域も発生するほか、千葉においてもシナリオ E と比較して浸水深がさらに深くなると想定される。東京湾全体では、浸水面積は約 280k㎡、浸水区域内人口が約 140 万人となる。」とする驚くような被害が想定されています。地球温暖化に対する対策が必須であることが実感させられます。
 2012年10月のハリケーン「サンディー」による高潮により大きな被害を受けたニューヨーク市の高潮対策についてWeb検索したものを本blogの末尾に掲載します。

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