「チャート式クラシック鑑賞術」 [本と映像・音楽の話]
石多正男(著)「チャート式クラシック鑑賞術」(1998年、春秋社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で見つけました。そしてこの本の「はじめに」で記載の「本書は、音楽の美しさを ”全体” として享受するにはどのような聞き方が必要か --そのノウハウを具体的に提供するものです。(略)クラシック音楽は、各部分が無駄なく関連しあって全体を形づくっています。(略)私は長年、音楽鑑賞の指導の現場にあって、簡便な「分析表」による、いわば ”チャート式鑑賞術” とでも呼べる方法を考案しました。(略)」が気になって入手しました*。
本書は以下の目次でPART 1の「Ⅱ 音楽の構造」ではモーツァルトの「ピアノ・ソナタ K333」の第1楽章を例に、旋律、和声、リズム、強弱、形式(提示部、展開部、再現部)と解説されます。そしてPART 2以降で67の作品について「聴き方」、「解説」(あるいは「音楽史」)が紹介されていきます。入手した直後は「(本書で)解説される作品のCDを入手して読む必要があるかな」と考えたのですが、「ピアノ・ソナタ K333」をWeb検索する中でピティナ・ピアノ曲事典があり、その中で楽曲の演奏のYouTubeへのリンクもあることを知り、「各曲の確認はインターネットを有効活用しよう」になりました (^_^)
《 目次 》
PART 1
Ⅰ 音楽の基礎
Ⅱ 音楽の構造
PART 2
Ⅲ 音楽美の典型
PART 3
Ⅳ バロック時代
Ⅴ 古典派
Ⅵ ロマン派
Ⅶ 20世紀
*: 学生時代のアルバイトについて、2013年のblogで着ぐるみによる劇用の挿入歌を作曲したこと、2016年のblogでカセットテープを聴いて子ども喉自慢用の楽譜を起こしたことを書きました。また、2010年のblogでおだてられて会社のバンドのバンドマスターとなり、ちゃんと学んだことのないキーボードに向かってアレンジ譜の作成を四苦八苦しながら行ったことを書きました。おかげでほんの少しだけですが、「この曲の構造は」という見方ができるようです。
(税込520円→税込210円)
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チャート式クラシック鑑賞術 - 春秋社 ―考える愉しさを、いつまでも
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393937372.html
ピアノ曲事典 | ピティナ・ピアノホームページ - ピティナ・ピアノ曲事典
https://enc.piano.or.jp/
ピアノ・ソナタ 第13番 K.333 K6.315c 変ロ長調/Sonate für Klavier Nr.13 B-Dur K.333 - モーツァルト - ピティナ・ピアノ曲事典
https://enc.piano.or.jp/musics/298
日本音楽著作権協会(JASRAC)への届出の初経験:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2013-11-02
バンドプロデューサー 5:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2016-12-09-1
PX-730 (CASIO)のこと:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2010-12-18-1
名曲に何を聴くか―音楽理解のための分析的アプローチ 新音楽鑑賞法
- 作者: 田村 和紀夫
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2004/01/15
- メディア: 単行本
数学以外にもチャート式があるんですね
高校の時の数学の参考書はチャート式を使っていましたが私にはそれでも十分に難解でしたがクラッシック鑑賞も自分はあまり興味がない分野なので効果があるかなぁ?
今年もよろしくお願いします
by 青い森のヨッチン (2021-01-04 16:45)
>青い森のヨッチン さん、
「チャート式」については「Part 1で解説の楽曲の構造の理解方法(「海図」)をいっているのかな」程度に考えていて、数研出版の学習参考書シリーズは意識していませんでした (^_^;
本年もよろしくお願いします。
by robotic-person (2021-01-04 17:11)