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「その後の福島: 原発事故後を生きる人々」 [本と映像・音楽の話]

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 委員会活動の関係で2013年9月22日に南相馬市、相馬市、双葉町を巡り(blog)、やはり委員会活動の関係で2018年6月14日に南相馬市へ行き、会を終えた後、2013年に訪れた地域の一部を見て回りました(blog)。そして「復興には、まだ、多くの時間がかかる」を実感させられました。
 吉田 千亜 (著)「その後の福島 原発事故後を生きる人々」(2018年、人文書院)をBOOKOFF 埼玉三郷店で見つけ、入手しました。著者の吉田 千亜 氏は福島第一原発事故後、原発事故被害者・避難者の取材を続けているフリーライターです。そして2017年春の大規模な避難指示区域の解除がどのようなものであったか、本書は原発事故被害者・避難者の方々への取材を軸に明らかするものになっています。本書を読みながら2018年に南相馬市に訪れた時のことを思い出し、やりきれない気持ちになりました。
 本書の帯に「オリンピックの忘れもの」と記されています。そして東日本大震災後、復興に力をいれるべきなのに東京オリンピックの招致活動が行われることに強い違和感を感じ、その開催が決まった時、「東京オリンピック開催のための建設工事に資材や人材がとられ、復興工事費の高騰と工事の実施に遅れが・・」と考えたのが、その通りになってしまいました・・ (T_T)
(税込1,690円→税込210円)
 田中角栄以来の土建国家、その構造改革は・・

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その後の福島 - 株式会社 人文書院
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b373466.html
吉田千亜さん (@hankoyama) / Twitter
https://twitter.com/hankoyama
【避難指示区域】「帰還困難」「居住制限」「避難指示解除準備」区域:震災・原発関連:福島民友新聞社 みんゆうNet
https://www.minyu-net.com/news/sinsai/saihen.php
避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/cat01-more.html
避難指示区域の状況 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/list271-840.html
東電福島原発 放射能関連情報 | みなさまの安全確保|首相官邸
https://www.kantei.go.jp/saigai/anzen.html
避難指示区域の状況等について | 2019年9月 | 内閣府 原子力被災者生活支援チーム
https://www.mext.go.jp/content/1421518_03.pdf
これまでの避難指示等に関するお知らせ (METI/経済産業省)
https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hinan_history.html
避難指示解除の状況等|復興庁 福島復興局
https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-4/soukyoku/material/20181026_05_saiseisoukyoku-kanbukaigo_kyoku-torikumi.pdf
環境省_避難指示区域の解除と特定復興再生拠点区域の整備について
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h30kisoshiryo/h30kiso-09-04-03.html
“土建国家復活”の傍らで問われる建設業界の構造改革 | Close Up | ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/45455


その後の福島: 原発事故後を生きる人々

その後の福島: 原発事故後を生きる人々

  • 作者: 千亜, 吉田
  • 出版社/メーカー: 人文書院
  • 発売日: 2018/10/04
  • メディア: 単行本



ルポ 母子避難――消されゆく原発事故被害者 (岩波新書)

ルポ 母子避難――消されゆく原発事故被害者 (岩波新書)

  • 作者: 吉田 千亜
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/02/27
  • メディア: 新書



孤塁 双葉郡消防士たちの3.11

孤塁 双葉郡消防士たちの3.11

  • 作者: 吉田 千亜
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2020/01/31
  • メディア: 単行本



原発避難白書

原発避難白書

  • 出版社/メーカー: 人文書院
  • 発売日: 2015/09/01
  • メディア: 単行本



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ハマコウ

福島とオリンピックと聞くと、円谷幸吉さんを思い出してしまいます。今の時代だったらもう少し楽になれたのにと思ってしまいます。
by ハマコウ (2020-08-12 09:37) 

robotic-person

>ハマコウ さん、
ちばてつや氏の「紫電改のタカ」は1963年~1965年にかけて『週刊少年マガジン』に連載されましたが、東京オリンピックが開催された当時、まだ、大東亜戦争が懐かしまれていたと考えられます。
 陸上自衛隊の前身の警察予備隊が1950年に発足し、1954年に自衛隊が発足しました。その構成員は当然、大東亜戦争等の戦時下の教育で洗脳された連中が主体と考えられます。円谷幸吉さんは1940年の生まれで戦時中の教育を全く知らないとは思えません。円谷幸吉さんある意味、「戦争の被害者ではなかったか」と考えてしまいます。

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東京五輪マラソンの円谷幸吉、日本で一番有名な遺言を残した自殺の真相 | 週末はこれを読め! from HONZ | ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/218392

by robotic-person (2020-08-12 16:09) 

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