「自分と子どもを放射能から守るには」 [本と映像・音楽の話]
ウラジーミル・バベンコ (著), ベラルーシ・ベルラド放射能安全研究所 (著), 辰巳雅子 (訳), 今中哲二 (監修)「自分と子どもを放射能から守るには 日本語版特別編集」(2011年、世界文化社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で見つけ、「今日からできる!キッチンでできる!チェルノビイリからのアドバイス」と書名の上にかかれた言葉、そして帯の「放射能が心配な食品ばかり。どうやって食べよう?」が気になり、入手しました(税込210円)。
この本の原著は2003年ベラルーシで、放射能の中を生きるベラルーシ人のためにベルラド放射能安全研究所によって刊行されたもので、福島第一原発の事故後まもなく、「日本人に読んで欲しい」とベルラド放射能安全研究所の副所長のウラジミール・バベンコ氏から本書の訳者を務められた辰巳雅子氏に渡され、辰巳氏が「ベラルーシの部屋ブログ」で紹介を始めたのが本書の発行(2011年9月30日)につながったとのことです。監修は広島・長崎原爆による放射線被ばく量の評価、そしてチェルノブイリ原発事故の4年後から事故による汚染地域に入られ、今中 哲二 (編集)「チェルノブイリ事故による放射能災害―国際共同研究報告書」(1998年、技術と人間)などもまとめられた今中哲二氏で、本書の中で一部解説もされています。
本書の「放射能が体に与える影響」の節を読みながら、先のblogで触れた浦島 充佳 (著)「放射能汚染 ほんとうの影響を考える ー フクシマとチェルノブイリから何を学ぶか」( 2011年、化学同人)について「参考文献として外国のものばかり示しているけれど「チェルノブイリ事故による放射能災害―国際共同研究報告書」は読まれたのかな?」になりました。
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自分と子どもを放射能から守るには 日本語版特別編集・ウラジーミル・バベンコ (著)・辰巳雅子 (訳)・今中哲二(京都大学原子炉実験所) (監修) - 世界文化社|書籍・ムック
https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/11318.html
ベラルーシの部屋ブログ
https://blog.goo.ne.jp/nbjc
「放射能汚染 ほんとうの影響を考える」、「原子力災害に学ぶ 放射線の健康影響とその対策」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-08-11
Kyoto University Research Information Repository: 「福島第一原発事故による周辺生物への影響に関する研究会」報告書
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/227263
チェルノブイリによる放射能災害 国際共同研究報告書
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/J-Version.html
チェルノブイリ原子力発電所の事故後の、被災者の生活・就労、健康被害に対する支援策(海外社会保障研究 Autumn 2014)
http://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/19982004.pdf
低線量放射線被曝――チェルノブイリから福島へ (叢書 震災と社会)
- 作者: 今中 哲二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/10/26
- メディア: 単行本
放射能汚染と災厄 -終わりなきチェルノブイリ原発事故の記録-
- 作者: 今中 哲二
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2013/02/28
- メディア: 単行本
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