SSブログ

「国立景観裁判・ドキュメント17年 私は「上原公子」」 [本と映像・音楽の話]

P1290107-20210218s.jpg

 先のblogで紹介した1冊である 佐藤友之(著)「これでいいのか日本の裁判」(2004年、平凡社)で国立市の景観訴訟に触れられています。
 「国立景観裁判とはなんだったのか。市民自治による景観保護運動の始まりから企業・司法との闘いまでの17年を跡づける。忖度して判断しない司法の実態に切り込み、元市長個人に科された賠償金を全国的な募金運動によって完済する過程は、今後の景観運動と市民自治のあり方を示す」と内容紹介される 上原公子/小川ひろみ/窪田之喜/田中隆(編)「国立景観裁判・ドキュメント17年 私は「上原公子」」(2017年、自治体研究社)をBOOKOFF 16号野田店で入手しました。
(770円→税込210円)

続きを読む


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

「狙われる18歳!? ― 消費者被害から身を守る18のQ&A」、「弁護士、闘う ― 宇都宮健児の事件帖」 [本と映像・音楽の話]

P1390591-20220131s.JPG

 「若者が「大人」になる年齢が18歳へ――明治時代からずっと20歳だった成年年齢が、2022年4月、18歳に引き下げられる。これまでより2年早く大人になるだけ? ところが、たった2年の引下げにより、若者たちに消費者被害が広まるおそれが指摘されている。リスクの説明と、未来を創る若い人たちへのヒント集。」と内容紹介される 日本弁護士連合会消費者問題対策委員会 (著)「狙われる18歳!? ― 消費者被害から身を守る18のQ&A」(2021年、岩波書店)をBOOKOFF 秋葉原駅前店で入手しました。
 「「反貧困ネットワーク」代表として大活躍中の宇都宮弁護士波乱の半生記.貧しいけれども心豊かだった少年時代,二回のクビに泣いたイソ弁時代,そしてサラ金,ヤミ金融といった高利貸しや豊田商事をはじめとした悪徳商法,オウム真理教などとの闘いが語りおろされる.一貫して弱者のために闘い続けるその姿は,格差社会にあえぐ日本に生きる勇気を与えるだろう.」と内容紹介される 宇都宮健児 (著)「弁護士、闘う ― 宇都宮健児の事件帖」(2009年、岩波書店)はBOOKOFF 16号柏沼南店で入手しました。

続きを読む


nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

「罪と罰の事典 ー 「裁判員時代」の法律ガイド」、「アメリカ人弁護士が見た裁判員制度」 [本と映像・音楽の話]

P1280278-20210109s.jpg

 「本書は、犯罪に関するニュース報道や、映画・ドラマ・小説などの筋書き、2009年から施行される裁判員制度などについて、より深く理解するための参考書である。」と内容紹介される 長嶺超輝(著)「罪と罰の事典 ー 「裁判員時代」の法律ガイド」(2009年、小学館)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 「裁判員制度は国民のためのもの? 実はそんな文言は裁判員法にはない!「普通の人」が参加する裁判の意味を「陪審制度の国」の法律家が説く、ちょっとシゲキ的な裁判員制度論。 裁判員制度は国民のためのもの? 実はそんな文言は裁判員法にはない! そこで、よくよく制度の中身を見てみれば、出てくる出てくる、数々の「謎」。いったいこの制度、誰のためのもの? 「陪審制度の国」の法律家が説く、ちょっとシゲキ的な裁判員制度論。」と内容紹介される Colin P. A. Jones (著)「アメリカ人弁護士が見た裁判員制度」(2008年、平凡社)もBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 最高裁判所の裁判員制度のWebサイトで「裁判員制度の実施状況に関する統計データ」が掲載されています。

 基本三法の憲法民法刑法の中で刑法はなぜか、少し遠い気持ちがしています。無論、「罪を犯せば」(本人が意図しない事故のようなものを含)という意識は常にありますが・・

続きを読む


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

「「捏造」する検察 ー 史上最悪の司法スキャンダルを読み解く」、「これでいいのか日本の裁判」、「おかしいぞ! 警察・検察・裁判所 ― 市民社会の自由が危ない」、「司法官僚 ― 裁判所の権力者たち 」、「絶望の裁判所」、「裁判官も人である ー 良心と組織の狭間で」 [本と映像・音楽の話]

FREE_HAKAMATA_NOW_s.jpg

 3月20日、袴田事件(リンク先は日本弁護士連合会)に対する再審請求が認められ、裁判をやり直すことが決定されました(袴田事件弁護団)。そして再審公判に向けて、静岡地裁で4月10日に弁護側と検察側を交えた3者協議が行われることが報じられました(3月29日、時事通信社)。小学生の時、テレビ番組の影響で弁護士という職業に憧れを持ちました(当時を考えると「正義を貫く」ことに強い共感を持ったようです)。アメリカ合衆国の歴史上の汚点とも呼ばれるサッコ・ヴァンゼッティ事件を映画化した「死刑台のメロディ」(Sacco and Vanzetti)で知り、理不尽なことが行われている社会に気付かされました。袴田事件弁護団のWebサイトで1981年より「再審無罪」に向けて自弁で活動されているなどの経緯、そしてそのTOPページの最後に「(略)戦後の死刑えん罪事件で再審無罪となるのは、袴田事件が5例めです。ここまで到達できたのは、国民の皆様がこぞって応援してくれたおかげです。検察が高裁の再審開始決定に異議申し立てを断念したのは、世論に屈してなのですから。 国民の皆様に、心より御礼申し上げます。」と書かれているのを見て、私が憧れていた「正義を貫く」がそこにあることを強く感じ、感謝の気持ちで胸一杯になり涙がでてきてしまいました。

 「元・裁判官が明かす検事の「証拠隠し」! 史上最悪の検察スキャンダル「証拠改竄」はなぜ起きたのか。20年間、裁判官の立場から検察と密に接してきた著者が、事件の本質と今後の「裁判」に与える重大な影響について、分かりやすく解説する。保身と無謬神話を守るためなら、無実の人間を有罪にしてもかまわないという恐ろしさ。裁判官が検事の偽証や証拠隠しを知りながら、それを見て見ぬふりをしてきた司法の「偽善」。正義と真実を取り返すために、いま何が求められているのか。国民必読の意欲作。」と内容紹介される 井上薫 (著)「「捏造」する検察 ー 史上最悪の司法スキャンダルを読み解く」(2010年、宝島社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。

続きを読む


nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー