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「地震は必ず予測できる! 」 [本と映像・音楽の話]

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 NHK Eテレで3月7日、サイエンスZERO 3.11から10年「地震学者たちが挑んだ“超巨大地震”」が放送されました。その中で日本海溝海底地震津波観測網 (S-net)地震・津波観測監視システムDONET海洋レーダを用いた 津波到達・波高予測技術などが紹介されました(サイエンスZEROではシリーズとして「命を救うための挑戦“津波防災”最前線」(3月14日)、「廃炉10年 現在地と未来への挑戦」(3月21日)が放送されました )。
 NHK総合で2019年12月に8日連続で放送の大型防災キャンペーン「体感 再び 首都直下地震」のスペシャルバージョンが3月22日 22:00から放送され、見ました。そして内閣府の【南海トラフ地震対策編】全体版(17分30秒)など、様々な地震関係の動画がYouTubeに公開されているのを確認しました。
 串田嘉男(著)「地震予報」(2012年、PHP研究所)について書いたblog「「地震予測」の東大名誉教授・村井俊治「情報は科学的根拠で判断してほしい」」(マイナビニュース)の「(略)東日本大震災が起きる約5週間前に、GPSの分析で地殻変動に物凄い異常が出ていて、“これはノイズじゃないか?”“エラーじゃないか?”という疑いがありました。分析をすると、エラーではないと。これは何か大変なことが起きるのでは……と予感しました。(略)」とする記載を紹介しました。その村井俊治先生の「地震は必ず予測できる! 」(2015年、集英社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で目にし、入手しました(税込110円)。
 企画展「大転換!平成の測量」(2019年11月6日~12月20日、国土地理院「地図と測量の科学館」)について書いたblogで、1990年に活動を始めた雲仙普賢岳に対する砂防工事の無人化施工の見学で測量にGPSが用いられていることを知ったことを書きました(当時、「軍事技術が・・。継続性はどうなんだろうか」とも考えました)*。それがGPSを含む人工衛星からの信号を用いて位置を決定する衛星測位システムGNSSが測量の分野で不可欠な存在となり、以前の基準点では地表面の変化で基準点そのものの位置が変わってしまい、その後のメンテナンスが大変だったのが、その変化に対応できるようになりました(「電子基準点のみを既知点とした基準点測量マニュアル」(平成27年7月、国土交通省国土地理院)が参考となります)。歴史的には新参かもしれませんが、GPSデータが地震予測に有効に活用できることは疑いの余地のないところと思います**


■ 企画展「一等三角点物語」
 国土地理院「地図と測量の科学館」企画展「一等三角点物語」が3月23日~6月27日に開催を知りました。「久し振りに「地図と測量の科学館」へいきたいな」となっています。




*:2009年にGPS内蔵のレーダー探知機GL947(comtec)を愛車に取り付けたり、GPS内蔵のWindows PhoneのHYBRID W-ZERO3(Willcom)を入手してPocket Mapple Digital(リンク先は昭文社のpdfファイル)をインストールしたことを2010年のblogで書きました。そして現在、使用のスマホに内蔵のGPSを利用したGoogle Mapは必要不可欠なアプリとなっています。
**:昔、「仕事に何か、役に立つのでは」と考えて測量士補の資格試験のためのテキストを入手し、それを読んだことがありますが、そこで止まってしまいました (^_^;

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「地震予報」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2021-03-15
企画展「大転換!平成の測量」(2019年11月6日~12月20日、国土地理院「地図と測量の科学館」):ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2019-11-30
雲仙・普賢岳の火砕流と無人化施工:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-09-29
NIED |海底地震津波観測網|日本海溝海底地震津波観測網:S-net
https://www.seafloor.bosai.go.jp/S-net/
地震・津波観測監視システム<地震津波海域観測研究開発センター(CEAT)<JAMSTEC
https://www.jamstec.go.jp/donet/j/donet/
地震発生時に海底水圧計が記録する水圧変動を解明 ―重錘形圧力天びんが海底観測データを再現―<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20181128/
津波監視用海洋レーダー [レーダーによる津波監視支援技術] | 受賞対象一覧 | Good Design Award
https://www.g-mark.org/award/describe/46011
海洋レーダを用いた 津波到達・波高予測技術 - 三菱電機
https://www.giho.mitsubishielectric.co.jp/giho/pdf/2017/1702111.pdf
地震は必ず予測できる! – 集英社新書
https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0772-g/
JESEA(ジェシア)の活動を応援しています|日本アジアグループ株式会社
https://www.japanasiagroup.jp/activities/jesea.html
3・11東日本大震災の直前と同じ異変が 東大名誉教授・村井俊治が警告する 「南海トラフ巨大地震来年3月までに来る」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/37571
MEGA地震予測「いま最も危ない」3ゾーンはここだ! 村井氏「震度6程度が1~2月に発生する可能性」:イザ!
https://www.iza.ne.jp/smp/kiji/events/news/210105/evt21010520000013-s1.html
【動画】MEGA地震予測 最新警戒マップを緊急公開!|NEWSポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20210314_1641829.html?DETAIL
【震度6強】福島沖M7.3地震の「前兆」が観測されていた。専門家が気付いた6つの異変 - まぐまぐニュース!
https://www.mag2.com/p/news/486956
JSCA東京:実務者研修「村井俊治先生 空間情報技術を駆使した新しい地震予測の展開」ご案内
http://jsca-tokyo.net/tokyo/_app/DispC.php?G=2&C=1&B=9&I=3
NHK「体感再び 首都直下地震」2021年3月22日放送
https://www.nhk.or.jp/taikan/
【南海トラフ地震対策編】全体版 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=qgjZHORXf50


地震は必ず予測できる! (集英社新書)

地震は必ず予測できる! (集英社新書)

  • 作者: 村井 俊治
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2015/01/16
  • メディア: 新書




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