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「販売面から見た新聞の未来」(2017年1月10日、早稲田大学) [展示会、セミナー、博物館等]

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 早稲田大学メディア文化研究所の「メディアの将来像を考える会」の1月例会(1月10日)の元朝日新聞社販売局の畑尾一知氏による「販売面から見た新聞の未来」を聴講してきました(上の写真は会場の早稲田大学26号館)。
 講演の内容は朝日新聞の歴史の中での部数や販売価格の比較、今日の新聞の販売状況について語るものでした。新聞生き残りの手段として価格を下げることが必要、米国の新聞社の記者の賃金は安いのだから日本も下げればよい、紙の新聞を守るべき、といった論が展開され、インターネット時代において新聞の内容をどうすべきかについては触れられませんでした。
 キャンパスの門のところに国際シンポジウム「人文学の再建とテクストの読み方──津田左右吉をめぐって」(1月14日)、「グローバル社会における大学の役割 ~国際的な人材育成フレームワーク~」(1月23日)などの立て看板がありました。

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1月例会は元朝日新聞社販売局の畑尾一知さん(10日) | メディアの将来像を考える会 | 早稲田大学メディア文化研究所
http://mcri-waseda.jp/info/1%E6%9C%88%E4%BE%8B%E4%BC%9A%E3%81%AF%E5%85%83%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E7%A4%BE%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E5%B1%80%E3%81%AE%E7%95%91%E5%B0%BE%E4%B8%80%E7%9F%A5%E3%81%95%E3%82%93%EF%BC%8810/
国際シンポジウム「人文学の再建とテクストの読み方──津田左右吉をめぐって──」(2017/1/14)開催のお知らせ – 早稲田大学 総合人文科学研究センター
https://www.waseda.jp/flas/rilas/news/2016/11/08/2298/
1月23日 グローバル社会における大学の役割 ~国際的な人材育成フレームワーク~のご案内 – 早稲田大学 スポーツ科学部
https://www.waseda.jp/fsps/sps/news/2016/12/14/3886/

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ZUNYA

ご無沙汰してます!
今年もよろしくお願い致します!

…ってなワケですが…僕は「紙媒体じゃないと落ち着かないタイプの人間」なので、やはり新聞には何とか生き残って欲しいです。

←しかし、速報性やコスト面(特に人件費)を考えると…やはりジャーナリスト個人が1人で成立させ得るネット媒体にはどうにも敵わないのかも知れません…。ただ、ファクトチェック(=情報の精度)の面では、旧来の組織ジャーナリズムにも十分に勝ち目は有るんじゃないか…と思います。

(以前にも触れましたが…)別に高給じゃなくても良いんです。
本来、記者という職業は「ジャーナリストとしての志のある人」が成れば良いのであって、そもそも「安定志向」や「権力志向」、また「ミーハー的功名心」等とは全く縁が無いハズの職業なのですし、もっと言えば…本気で報道をしようと思えば「命の危険」すらも当然に有る「割に合わない」職業なハズなのですから…。

もしかしたら、今後、「高給取りの代名詞」の様なブランド職業では完全に無くなってしまった時に初めて、「純粋なジャーナリスト志望者だけ」が新聞社にも集まる様になるのでは…と僕は思っていますし、『そうなるとイイなァ』とも期待しています。

←実際、朝日新聞社では、戦後はじめて東大からの入社希望者がゼロになった…という年が近年に有った様です。
※週刊誌ネタですが…新聞社の「非ブランド化」は良い事だ…と、個人的には思っています。

そんな感じですが…うーん...身近に聴講できるのがホント羨ましいッス(笑)。交通の便が良ければ僕も行きたい位です。

それでは、また!

P.S.
最近、余りコメントしてなくてスミマセン…。実は...双眼鏡(とかデジスコ)に興味が出て来てしまいまして(また出費が嵩みそうでヤバいです…)、そっちの情報収集に忙しかったんです(笑)。もちろん、r-pさんの天体系過去ログも参考にさせて頂きます!
※広角一本槍のGRd3って『やっぱデジスコに向かない…』と思って、デジスコ化は諦めました(笑)。












by ZUNYA (2017-01-12 09:38) 

robotic-person

>ZUNYAさん、
24時間待つ必要のあるい紙の新聞を頼りにしていては今日、読者が大きな損失を被ることになるため、新聞の提供すべきサービスはインターネットを利用してタイムロスを極力少なくして情報提供することだと思います。
 ネットニュースとの差を明確にできない新聞社に生き残りの道はないと思います。このため、新聞社の提供する情報は信頼性の高いものでなければならず、紙という媒体の紙面(文字数)の制限を外し、過去の記事という財産の活用した深い内容の解説記事、専門家の解説による深読みできる情報提供が必要と思います。この質を実現するには当然、経費がかかりますが、保険と考えれば納得です。
 なお、文部省が「メディアリテラシィ教育」を「情報リテラシィ教育」にすり替えてコンピュータ機器の購入を図ったことが、「今日のメディアリテラシィに乏しい人たちを増やしてしまったのではないか」と考えさせられています。
by robotic-person (2017-01-12 23:35) 

ZUNYA

『ネットニュースとの差を明確にできない新聞社に生き残りの道はない』

重い言葉ですが、全くその通りですね…。
つまりは「質で勝負」という事になるのでしょう。

しかし...先日も、在京の大新聞社が『犬好きか?猫好きか?』の様な記事を相も変わらず大きく配信しているのには正直ガックリきました。これじゃ小中学校の校内新聞以下じゃないか…と。

紙面に載せるべき“ニュースの価値”が分かってないとしか思えないですし、「誰からも抗議が来ない様な動物ネタでお茶を濁している様じゃあ、読者も離れるハズだよなァ…」と情けなくなりました。

また、『「情報リテラシィ教育」へのすり替え問題とその害悪性』に関しても全く同感です。

“英語偏重の語学教育”も同様ですが、「道具の使い方」ばかり教えて、「それを何のために、どう使うべきか?」とか「道具それ自体が持つ危険性とは何か?」という肝心の問題がなおざりにされてしまっています。

メディアリテラシーについては、僕も『意識産業』(=エンツェンスベルガーの古典的名著…ですが、まだ未読なままでした…)を読んでみよう!と思っています。

では、また!






by ZUNYA (2017-01-14 00:24) 

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