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いまさらながら、COOLPIX P5100を入手して(その1:コンバージョンレンズ) [2. 道具(カメラ)]

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COOLPIX P5100 (Nikon)

 COOLPIX P5100はCOOLPIXのフラッグシップモデルとして2007年9月に発売されました。COOLPIX 950、COOLPIX 4500用に入手したワイドコンバーターWC-E63、テレコンバターTC-E2、フィッシュアイコンバーターFC-E8をFinePix F31fdで使えるようにできたのはCOOLPIX P5000/P5100用のアダプタリングUR-E20のおかげです("FinePix F31fd Maniac"で解説)。素直に考えれば、接続ネジ径28mmのNikonのコンバージョンレンズにはこれに対応したNikonのカメラ、つまりCOOLPIX P5000か、P5100となるのですが、FinePix F11でアダプタリングUR-E3(Nikon)を使えてしまったことから「FinePix F31fdでも・・」となりました。また、高感度撮影に強いFinePix F11、F31fdに対してCOOLPIX P5000 / P5100はVR(手ブレ補正)内蔵でも「高感度撮影での画質が・・」で触手が動きませんでした。
 ところが、セカンドハンドでスポッティングスコープTSN-664の良品を入手したこと(先のblogで紹介)に味をしめ、中古カメラ売り場に足を踏み入れたら、COOLPIX P5100が目に入ってしまいました。
 「COOLPIX P5000 / P5100のデジスコへの適用性は・・・」と以前、調べ、野鳥写真研究室のturboさんが問題のあることを指摘されているのを目にしましたが(その内容は次のblogで紹介)、それでも「デジスコとしてどの程度で使えるか試してみたい」、そして「手持ちのコンバージョンレンズとの相性を試してみたい」と悪い血が騒ぎ・・。(「[禁]カメラ関係店の出入り」のレッドカードが・・ (^_^; ) 


■ COOLPIX P5100とアダプタリングUR-E20の組合せ
 COOLPIX P5100、当然のことですが、UR-E20の取り付けのために、FinePix F31fdのような特別の改造の必要はなく、保護リングを外せば簡単に取り付けられます。

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COOLPIX P5100の保護リングを外し、アダプタリングUR-E20を取付け可能とした状態

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アダプタリングUR-E20を取り付けたFinePix F31fd(改)とCOOLPIX P5100
コンバーター ニコンイメージング
http://www.nikon-image.com/products/accessory/camera/compact/convertor/


■ COOLPIX P5100とコンバーターの組合せ
【ワイドコンバーターWC-E63
 ワイドコンバーターWC-E63はCOOLPIX 990の発売に際して登場した0.63倍のワイドコンバージョンレンズで、COOLPIX 950と共に入手したワイドコンバーターWC-E24(COOLPIX 900用として登場)をCOOLPIX 4500に組み合わせた際、COOLPIX 4500の広角側のたる型の歪曲収差が大きいことが気になって入手しました。その後、FinePix F31fdと組合せて非常に特性のよいレンズであることがわかりました(リンク先の記事でレンズ構成と特徴が示され、「納得」です)。
 当初、FinePix F31fdで使用している時と同じくWC-E63に保護フィルターをつけてCOOLPIX P5100と組合せたところ、広角端(35mm判換算で22.1mm相当)で右下にケラレが確認されましたが、保護フィルターを外すことでケラレを解消することができました。ワイドコンバージョンレンズの常でズームすると周辺の画質が甘くなりますが、35mm判換算74mm (Exif情報。WC-E63との組合せで46mm相当)までは普通に使える感じです。

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ワイドコンバーターWC-E63(0.63倍)

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COOLPIX P5100の広角端(35mm判換算で35mm相当)

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ワイドコンバーターWC-E63の組合せ(35mm判換算で22.1mm相当)

【フィッシュアイコンバーターFC-E8
 フィッシュアイコンバーターFC-E8は私の大切なコンバージョンレンズです。0.21倍とされ、COOLPIX P5100の広角端で組合せ、作例のように180°の円周魚眼の画像が得られます。ズームして対角線魚眼の画像としたところ、中心から離れるに従って画像が甘くなることから、円周魚眼専用として使用がよさそうです。

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フィッシュアイコンバーターFC-E8

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フィッシュアイコンバーターFC-E8の組合せ

【テレコンバターTC-E2
 テレコンバターTC-E2(大きさ:φ65×45mm、質量:約150g)はCOOLPIX 950と共に入手した2倍のテレコンバージョンレンズです。テレコンバージョンレンズの常でCOOLPIX P5100の組合せで広角側でケラレを生じ、ケラレがなくなるのが35mm判換算60mm(Exif情報より、TC-E2との組合せで120mm)以上となります。COOLPIX P5100のみの望遠端は35mm判換算123mmですので、TC-E2との組合せはその上の望遠域に切れ間なく対応できるといえます。
 「焦点域は35mm判換算で302~369mm相当」(ニコンCOOLPIX P5100【第5回】ワイコンとテレコンを使う、「デジカメWatch」より)とされる3倍のテレコンバーターTC-E3ED(大きさ:φ75×78.6mm、質量:約260g)と比較して望遠を欲張らなければ大きさなどを含めて使い勝手がよいといえます。

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テレコンバターTC-E2(2倍)

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COOLPIX P5100の望遠端(35mm判換算123mm相当)

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テレコンバターTC-E2の組合せ(35mm判換算246mm相当)


■ まとめ(コンバージョンレンズ)
 COOLPIX P5100は手持ちの28mm取付けネジのコンバージョンレンズWC-E63、FC-E8、TC-E2と問題なく組合せて使用できることが確認できました。それぞれのUR-E20を使って組み合わせた外観は「悪くない・・」と感じさせるものです。
 広角側の1mmの焦点距離の差は大きく、WC-E63と組合せて35mm判換算22.1mmで使えることは現在でも活用できることを意味します。そしてFC-E8との組合せで実現する円周魚眼は面白い絵を提供してくれます。TC-E2については常時携行のメモカメラがFinePix F300EXRとなって35mm判換算24~300mmの画角に対応できることから流石に活用の場面は思い浮かびません。
 COOLPIX P5100、手持ちのCOOLPIX 950、COOLPIX 4500の資産のコンバージョンレンズをFinePix F11、FinePix F31fd(改)と同様に使用可能なのが確認できました。そしてインターバル撮影に対応できる私の機材はPENTAX K-5IIsだけだったのが、COOLPIX P5100でも対応(30秒、1分、5分、10分、30分、1時間間隔)できるようになりました。


<< 「いまさらながら、COOLPIX P5100を入手して(その2:デジスコ)」に続く>>


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Nikon ニュース 報道資料:ニコンデジタルカメラ「COOLPIX P5100」「COOLPIX P50」の発売について(2007年8月30日)
http://www.nikon.co.jp/news/2007/0830_p5100_01.htm
COOLPIX P5100 - コンパクトデジタルカメラ ニコンイメージング
http://www.nikon-image.com/products/camera/compact/coolpix/p5100/
Nikon|技術・研究開発|VR(手ブレ補正)システム
http://www.nikon.co.jp/profile/technology/rd/core/software/vr/index.htm
【新製品レビュー】ニコン「COOLPIX P5100」
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2007/11/09/7358.html
気になるデジカメ長期リアルタイムレポートバックナンバー : COOLPIX P5100
http://dc.watch.impress.co.jp/static/backno/longterm2008.htm
Nikon | Imaging Products | NIKKOR - The Thousand and One Nights No.24
http://imaging.nikon.com/history/story/0024/

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とし@黒猫

コメントありがとうございました。
マンタの生態は、詳しく調べたわけではないのですが、現地ガイドから、サンゴ産卵の時期に、卵を食べにやってくるのだと、説明がありました。
ふだんは、海中の小さい生物を、えらでこしとって食べているようです。
by とし@黒猫 (2013-06-03 08:27) 

robotic-person

>とし@黒猫さん
サンゴの産卵が月齢と関係していることを読み、「マンタも月齢を理解しているのかな・・」と生き物の不思議さを実感しています。
by robotic-person (2013-06-03 12:53) 

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