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FinePix F300EXR : 糸巻き型の歪曲収差 [2. 道具(カメラ)]

DSCF3732-20111004R.jpg
f=9.7mm (35mm換算53mm), 1/100sec, F4.4, ISO400 ・・・ 糸巻き型

 10月4日、CEATEC JAPAN 2011のiRobotのブースのパネルを了解を得てFinePix F300EXRで撮影しました。それらの画像を見ると糸巻き型(上の写真)とたる型(下の写真)の歪曲収差が目立っています(赤の直線は比較のため、私が後で書き込んだもの)。広角側でのたる型の歪曲収差の発生は当然と考えていますが以前よりそれが大きくなっているように感じますし、35mm換算53mmで目立つほどの糸巻き型の歪曲収差がでているのは「?」となりました。

DSCF3735-20111004R.jpg
f=5.7mm (35mm換算31mm), 1/60sec, F3.8, ISO200  ・・・ たる型

 FinePix F300EXRはこのサイズで15倍のズーム倍率を実現するために素のズームレンズ自体はかなりの歪曲収差があり、それを強力な画像処理で補正していると考えられます(FinePix F200EXRでは撮影時に液晶モニターに表示される画像は収差補正前のもので、内部処理の存在がよくわかったのですが、F300EXRでは液晶モニターに表示された画像自体が既に補正後のもののようで補正の程度はわかりません)。
 私のF300EXRに起きた症状、焦点距離の位置情報とレンズの実際の位置が何らかの原因でずれ、誤った歪曲収差補正データで画像処理していることが想定されました。実は9月にPOWER ONしたらレンズバリヤが完全に開かず、動作がストップしてしまい、一旦、POWER OFFした上でPOWER ONしたら正常に戻ったことがあり、その頃からか「この焦点距離で糸巻き型の歪曲収差?」と気になり始めていました。また、それ以前から撮影した画像の右側が、時々、片ボケのような感じとなることもあり、これも気になっていました。
 そこで富士フイルムの東京サービスステーションに画像ファイルの入ったメディアと一緒にFinePix F300EXRを持ち込み、状況を確認の上、修理依頼してきました。そして昨日、レンズユニットの交換を完了したFinePix F300exrが届きました。早速、試し撮りして、糸巻き型の歪曲収差が影を潜めたことを確認できました。

【追記】
 その後、約1,000枚以上、撮影していますが、以前発生していた片ボケのような現象もなくなり、メモカメラとして万全の状態となって安心して使い続けられるようになりました。

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東京サービスステーション 富士フイルム
http://fujifilm.jp/support/digitalcamera/repairservice/servicestation/region001.html

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