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「私たちは病人ではない、障害者だ」 [脳、心、リハビリ]

 3月16日夜、放送大学のテレビ放送を「ながら族」(死語?)で流していて、コーポラティブハウスを題材とした「生活科学II(’06)」の「世界のコープ住宅」(担当講師:小林 秀樹(千葉大学教授))が目にとまりました。現在、集合住宅に住んでいることから気になって見始めました。
 その中でカナダの6人の障害者が自立のためにコーポラティブハウスに住んでいる事例が紹介されました。四肢の運動障害と呼吸器官の障害があり電動いすで移動している婦人に、コーポラティブハウスに住む理由について聞いた場面での彼女の返事に「ハッ」とさせられました。

 「私たちは病人ではない、障害者だ」

このような内容の返事に続いて、病院でのさまざまな制約を離れて隣人との生活を楽しむ状況、30年間、病院の中で暮らしてきたという彼女のそれまでの人生について紹介され、その言葉の意味がわかってきました。
 リハビリテーションは「疾患や心身に障害を持つ人の訓練治療を行なう専門的技術」として限定的にとらえる場合がありますが、家庭や地域社会での生活を実現するための広い概念(社会リハビリテーション)を意味することがあります。これに関する書き物を読んだ時、やはり、「ハッ」とさせられましたが、また、如何に自分が無知であるか、教えられました。

放送大学
http://www.u-air.ac.jp/


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