次世代の無人探査機開発を見据える技術研究 [ロボット]
3月17日、標題のJAMSTEC 第59回横浜研究所公開セミナー(副題:航法装置とマニピュレータの性能向上について)にでかけてきました。講演は海洋工学センター・自律型無人探査機技術研究グループ研究員 石橋正二郎氏で、100人くらいの参加者がありました。なお、講演後、それとなく耳に入ってくる他の参加者の会話を聞くと、必ずしも専門家ばかりでなかったようです。
自律型無人探査機(AUV)の設計上の制約(サイズなど)の中で如何に慣性航法装置(INS: Inertial Navigation System )の精度をあげるかという研究、そして有人・無人の深海探査機のマニピュレータの操作性をあげるかという研究の紹介で、深海探査での設計上の制約条件の一端がわかり勉強になりました。「将来はマニピュレータ付のAUVを実現したい」というのもなかなか興味深いものでした。そして三菱重工のPA-10が特別仕様で水中(圧縮空気を送って内部に浸水しないようにする)でも動くという話を聞けたのも収穫でした。
JAMSTEC 横浜研究所
JAMSTECの発行する海と地球の情報誌「BlueEarth」(300円)
2007年1-2月号 特集「しんかい6500」17年の軌跡
(横浜研究所の地球情報館2階ギャラリーでパネルと映像の展示が8月31日まで)
ROV & AUV (JAMSTEC)
http://www.jamstec.go.jp/rov/index.html
PA-10
www.robot-arm.com/
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