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表計算ソフト「アシストカルク」の思い出 [3. 記事]

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 先のblogで以前、勤務していた会社について触れましたが、1年間、職員組合の賃金対策部長*も務めました。会社への賃上げ要求額の決定手順、私が担当する前は「このような手順で行うのかなあ」と推測の必要な手順書しかなく、「誰が担当しても同じ結果を得られなければ・・」と考えて表計算ソフトの使用を考えました。ただ、職員組合ではソフトウェア購入を予算化していなかったため、Lotus 1-2-3も販売されていましたが、私の財布に無理のない9,700円で販売の表計算ソフト「アシストカルク」を購入し、それを使って計算手順をまとめ、その使用説明書を作成しました**。そして「〇千人の賃上げ要求の計算を9,700円のソフトで処理している」と一人ほくそ笑んでいました (^_^;
 私の後任の計算センターから来たMac使いの彼から、私が「アシストカルク」で作成したものをExcelで作り直してくれたことの報告もありました (^_^)
 職員組合の事務室にいて忘れられないのが、就業時間後、昇進に関する悩みの電話を受けたことでした。その時は企業と職員組合間の昇進に関する取り決め的なものを説明し、ただ、彼の話を聞くことしかできませんでした。「あのような対応でよかったのだろうか」と思い出すことがあります。そしてあの1年間は私を成長させる上で重要な1年だったのは間違いありません。


*:部門順の人出しで賃金対策部なる組織はなく、単なる対外的役名・・ (^_^;
**:作成にあたって消費支出生涯支出(リンク先は生命保険文化センターの「君とみらいとライフプラン」)、生涯賃金等、「技術バカ」が目を向けなかった知識を得られました。また、経営側と職員組合間の労働協約に関する交渉に備えて「基礎的な知識を身に付けて席に座れるように」と付け焼刃ですが、放送大学を利用して労働法等、賃上げ要求の根拠となる各家庭の支出に関係する「家庭の経済」(この講義を通して主婦の労働の対価という考え方も学びました)、企業経営に関する様々な講義を受講し、専門以外の分野を学ぶ面白さも知りました。本blogで放送大学について時々、触れるのはそのような経緯によります。

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日野三十四(著)「トヨタ経営システムの研究 ― 永続的成長の原理」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-05-19
沿革 成長期(1982~1991) | アシスト
https://www.ashisuto.co.jp/corporate/information/history/list/history02.html
初代Excelの開発秘話を当時の開発チームメンバーが公開 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20150928-microsoft-excel-1-0-history/
さようなら!ロータス1-2-3表計算ソフトの歴史(神田敏晶) - 個人 - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20141003-00039667/
ASCII.jp:業界に痕跡を残して消えたメーカー VisiCalcに勝ちExcelに負けたLotus社の1-2-3 (1/3)
https://ascii.jp/elem/000/001/473/1473571/
さようなら、「Lotus 1-2-3」--サポート終了で31年の歴史に幕 - ZDNet Japan
https://japan.zdnet.com/article/35054653/
オフィスソフトの歴史<パソコンの歴史<コンピュータの歴史<歴史<木暮仁
http://www.kogures.com/hitoshi/history/pc-office/index.html

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