歩いている感覚がしっくりしない時に思い浮かべる "Audrey" [本と映像・音楽の話]
JAZZが何かよくわからなかった小学生の時、The Dave Brubeck Quartet の変拍子で有名な"TAKE FIVE"をJAZZだと思っていました。十代半ばを過ぎ、好きなJAZZとして "TAKE FIVE"を最初にあげると笑われてしまうことを知る位の知恵はつきました。しかし、「すり込み」の影響か、The Dave Brubeck Quartet の音楽はやはり好きで、"TAKE FIVE"を収録したアルバム"TIME OUT"より前の、最初のスタジオ録音とされるアルバム"Brubeck Time"(1954年!! のレコーディング)に収録のPaul Desmond のアルトサックスが美しい" Audrey"が好きな曲となりました。そしていまだにこの曲が好きです。
自分の足で歩いている
という感覚がしっくりこない時、"Audrey"のメロディーを頭に浮かべ、そのリズムにあわせて歩きます。すると自分の体内リズムと歩調が同期してきて自分らしさを取り戻した感じとなります。
会社のバンドに私を引きずり込んだアルト吹きの年の離れたメンバーが「Paul Desmondの音、レコードだと、か細いように聴こえるけど、ライブではブロウする感じですごいんだぞ 」と教えてくれたことを思い出します。
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