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地域メディアの実験 『南流山通信』 [本blogについて]

南流山通信
http://www.minami-nagareyama.org/index.htm
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 新聞、ラジオ、テレビで流れる情報は今を伝えるものが主で、新聞では縮刷版を購入すれば蓄積することができますが、基本的にフローの情報といえます。インターネットは、これらのメディアと同様に情報提供できる上に、蓄積した情報を容易に提供できるという面でこれらのメディアより明らかに優れています。そんなことから、Webサイト運営が個人の小遣いで容易にできるようになったこともあり、自身の手で対応可能な地域情報を対象とした「地域メディアの実験をしよう!」と思いつき、2002年5月24日にminami-nagareyama.org というドメイン名を取得し、同年6月30日に公開(yahooなどの検索エンジンの登録)しました。これが『南流山通信』の始まりです。
 この実験開始からもうすぐ7年目を迎えます。3月に診療所、歯科診療所、薬局、クリーニング店などの現地調査と撮影を終え、生活情報、店舗情報などを集録する地域メディアとして「気が向くとサイト更新」でも6年の蓄積のおかげで「やっと形ができたかな」という気分になれました。
 「Webサイトで検索される地域情報のサイトはどうなっているのだろう?」と少し気になって初めて調べたところ、店舗情報の掲載で収益を得ようというビジネスモデルの地域ポータルサイトにカテゴリー分けできるサイトが林立する状態で、それらの中身は例えば流山市について調べると地域の情報が掲載されていない、あっても一部の店舗情報が掲載されるのみで網羅性には程遠い内容であることが確認されました。
 特定な地域を調べたい場合、Googleなどの検索エンジンにその地名を入力して調べる方が手っ取り早いことから、地域ポータルサイトのリンク集のようなサイトがビジネスモデルとして成立するか、疑問に思えます*。行政的な視点から考えれば、地域の情報を偏りなく網羅的に伝える地域ポータルサイト**をまとめたものの存在は、民間活力の利用として有用と考えられるでしょうが・・。
 いずれにしろ中身のない地域ポータルサイトのリンク集的なサイトが林立することは無駄としか思えません。「『南流山通信』のように地域に根ざした情報を提供するWebサイトのリンク集をつくることが必要かなあ」と考えさせられました。実験はまだ継続しそうです。

*:Googleで南流山を検索すると『南流山通信』は南流山駅に次いで表示されます。
**:『南流山通信』はパチンコ店などの遊興施設は意図的に掲載していません。

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