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I, CYBORG [脳、心、リハビリ]

 "I, CYBORG"は、電極を左前腕に埋め込んで人間の神経と外部機器とのインターフェースを実現する実験を行ったKEVIN WARWICK教授の自伝です。電動車いすやロボットのハンドを直接、制御するなど、行った実験への興味、また、本のタイトルもセンセーショナルなため、詳しい内容を知りたくて購入したのですが、期待した具体的な記述はなく、肩透かしをくった気がしてしまいました。また、自身のスケジュール帳から文章を起したと思える部分がかなりあり、ロボット研究マニアにはよいかもしれませんが、読み飛ばしとなるページが多数ありました。
 ただ、本書を読んでよかったのは、3歳の時に交通事故に遭って半身不随となった40代の男性からの研究の進展に期待する手紙を目にしたことです。神経と人工的な機械を接続することは、医学上、あるいは倫理上で越えなければならない様々な課題があると思いますが、きちっと向き合わなければならないと思います。

I, Cyborg

I, Cyborg

  • 作者: Kevin Warwick
  • 出版社/メーカー: Univ of Illinois Pr
  • 発売日: 2004/10/30
  • メディア: ペーパーバック

本書はモノクロですが、下記の教授のサイトでカラー写真を見ることができます。

Professor Kevin Warwick (The University of Reading)
http://www.kevinwarwick.com/


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