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「回復する聾 ― 人工内耳で聴覚は蘇る」 [脳、心、リハビリ]

 最近、人工内耳について少し勉強しています。そこで見つけたのか昭和60年に人工内耳の臨床応用を日本で初めて成功された船坂宗太郎先生の書かれた下記の本です。人工内耳に関する全般的な内容がわかりやすく書かれていて、一気に読んでしまいました。非常によい本と思います。

回復する聾―人工内耳で聴覚は蘇る

回復する聾―人工内耳で聴覚は蘇る

  • 作者: 舩坂 宗太郎
  • 出版社/メーカー: 人間と歴史社
  • 発売日: 1996/01
  • メディア: 単行本

* * *

 船坂宗太郎先生の本の中で小木保雄さんの手記として紹介されている文に、『「不自由ながらも会話ができて、まったく聞こえない人から難聴者に戻れました」というところです。しかし、全然聞こえなかった時と比べれば、何万歩の前進だと思います。』というものがあります。
 そこで人工内耳でどのような音が聞こえるか、シミュレーションしたものはないかと思い、調べたところ、下記のWebサイトのリンク先でそれを見つけました。健聴者の聞く声とは異なること、そして原理上、音階を聞くことはできないのですが、やはりカントリーソングがヘヴィメタルバンドの「メタリカ」の楽曲のように聞こえ、音楽を理解するのが難しいことがわかりました。

Cochlear Implant Information & Resources
http://www.listen-up.org/implant.htm

下記は人工内耳について確かな情報を提供しているサイトです。

人工内耳友の会
http://www.normanet.ne.jp/~acita/

人工内耳友の会(東海支部) ・・・ 「各種情報」が参考となります
http://www2u.biglobe.ne.jp/~momo1/

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 表紙カバーの裏に"Michael Chorost became a cyborg on October 1, 2001, the day his new ear was booted up." という書き出しから始まる、著者の人工内耳の体験の手記が出版されています。下記の著者のサイトで第1章を読むことができます。

Rebuilt: How Becoming Part Computer Made Me More Human

Rebuilt: How Becoming Part Computer Made Me More Human

  • 作者: Michael Chorost
  • 出版社/メーカー: Houghton Mifflin (T)
  • 発売日: 2005/06/02
  • メディア: ハードカバー

Michael Chorost : "Rebuilt",
http://www.michaelchorost.com/?page_id=12

 邦訳も出版されています。

サイボーグとして生きる

サイボーグとして生きる

  • 作者: マイケル・コロスト
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2006/07/01
  • メディア: 単行本


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