SSブログ

「「女性活躍」に翻弄される人びと 」 [本と映像・音楽の話]

P1380461-20211224s.JPG

 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(通称「女性活躍推進法」)が2018年6月5日に公布されました。そして当時は「常時雇用する労働者が301人以上の事業主」が義務の対象だったのが、改正されて2022年4月1日から「常時雇用する労働者数が101人以上300人以下の事業主」も義務の対象となりました(「女性活躍社会」というキャッチコピーを聞くと「電通がここでも関わっているのか?」とつい考えてしまいます)。

 「女の生き方は時代によって左右される――。「女性活躍」時代のリアル。 管理職への昇進を拒む深い葛藤、やりがいと低賃金の狭間に生きる姿、「勝ち組」の敗北感、認められない家庭生活での活躍、そして男をも襲うプレッシャー。「女性活躍」推進の期待が高まる一方、「産め働け活躍しろ……! 冗談じゃない! 」女たちは規範の押し付けに悩み、苦しみ、怒っている。 人びとの等身大の本音を長年にわたる定点観測ルポで掬い上げ、時代ごとの生き方トレンドに翻弄される、一人ひとりの働きづらさや生きづらさの本質を解き明かし、それぞれが希望の光を見出せる社会を考える。」と内容紹介される 奥田祥子 (著)「「女性活躍」に翻弄される人びと 」(2018年、光文社)をBOOKOFF 豊田朝日店で入手しました。
 岸田首相が1月27日、「産休・育休中のリスキリング(学び直し)を後押しする」とする意向を表明したことに対して批判の声があげられました(Forbes JAPAN)。NHK NEWS WEBでは「リスキリングって何?育休中にできるの?」という記事が掲載されました(具体的な数値を示し、よく理解できる内容です)。その結果、岸田首相は発言を訂正するに至りました *

続きを読む


nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

「建物はどうして建っているか ― 構造―重力とのたたかい」 [本と映像・音楽の話]

P1470641-20221107s.JPG

 「2023年2月6日(月)現地時間午前4時17分、トルコ南東部のシリアとの国境付近を震源とする地震とその余震により、トルコ南東部及びシリア北西部において1,700以上のビルが倒壊し、多数の死傷者が報告されております。」として日本赤十字社より「2023年トルコ・シリア地震救援金」が呼びかけられています。トルコ共和国大使館のWebサイトからは国連UNHCR協会の「トルコ・シリア大地震 緊急支援のお願い」へのリンクが張られています。そして 国境なき医師団ではトルコ・シリア地震緊急援助に向けた寄付の受付を「緊急チーム」募金で行っています。何かしないではいられず、「まず・・」で日本赤十字社「2023年トルコ・シリア地震救援金」へ少額ですが、寄付しました。
 トルコ・シリア地震の現地の状況を報じる映像を通してキラーパルスパンケーキクラッシュ(リンク先はNHK NEWS WEB)による被害の凄まじさを実感させられています。通信技術の発達によって時間遅れが少なく、多くの情報が伝えられる環境になったこともその背景にあることに気付かされます。

 「簡単にすぐできる構造の模型と、ソフトタッチの美しいさし絵と、歴史上の代表的構造物により、構造になじめない人でも、構造を知らない人でも、構造のことがわかる。ニューヨーク科学アカデミー第1位入賞に輝く書。」と紹介される マリオ・サルバドリー (原著), 望月重 (訳)「建物はどうして建っているか ― 構造―重力とのたたかい」(1980年、鹿島出版会)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で目にし、ページを開いて「建築構造に関心ある学生さんにお勧めしたいわかりやすい本」で入手しました。Web検索してMario G. Salvadori : "Building: The Fight Against Gravity" (1979, Atheneum) の翻訳本で「1980年度ボストングローブ・ホーンブック賞ノンフィクション部門」も受賞していることを確認しました(表紙の絵に記憶があり、ひょっとして・・)。

続きを読む


nice!(11)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー