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「夢をつなぐ 山崎直子の四〇八八日」 [本と映像・音楽の話]

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 先のblogでNHK Eテレで放送のマララ・ユスフザイさんが出演の「こころの時代~宗教・人生~ セレクション(1)「武器ではなく一冊の本を」」を見て男女間の差別の理不尽さにやりきれない思いがしたことを書きました。そして2014年のblogの『津田塾理科の歴史 女性の自立と科学教育』「女性は理数系に弱い」というのは男性中心の社会が捏造した根拠のないことと書いたのを思い出しました(中学生時代、隣のクラスにいた理数系にも強い素敵なMIさんのことも。また、小学生の時、クラスに心臓弁膜症で進級が1年遅れたMSさんがいて、体操は見学されていましたが、他の科目の成績はとてもよく、私が目標としていたことも(彼女は心臓の手術を受け、母にもなられました))。
 女性宇宙飛行士は「同じ生を受けた男と女に差はない」を示す象徴的な存在で、日本では向井千秋さんと山崎直子さんがそれを体現されていると思います(私の頭の中でお二人は「日本の宇宙飛行士」だけで性別のことはあまり頭にないというのが正直なところです。なお、山崎さんは千葉県松戸市生まれとのことで、以前、私も松戸市に住んでいたため、顔見知りでもないのに近くの人のように感じてしまいます)。そしてBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店 の書棚に山崎直子(著)「夢をつなぐ 山崎直子の四〇八八日」(2010年、角川書店)が並んでいて購入してきました。
 山崎さんの幼い日々の簡単な紹介に続いて宇宙飛行士候補者試験に合格され、2008年のスペースシャトル(STS-131/19Aミッション)でISSへ滞在され、地球に帰還されるまでが紹介され、その中にはご夫婦の間の葛藤も描かれ、「人間・山崎直子」を感じることができました。なお、2003年のスペースシャトル「コロンビア号」の事故が宇宙飛行士の皆さんに葛藤を産んでいることを想像していましたが、それも確認することになりました。


■ NASA's SpaceX Demo-2 Mission Launch
 悪天候のために打ち上げが遅れたSpaceX Demo-2が日本時間で5月31日午前4時23分頃に打ち上げられます。成功を祈っています。

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「武器ではなく一冊の本を」(NHK Eテレ)を見て「マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女」を [本と映像・音楽の話]

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 NHK Eテレでマララ・ユスフザイさんが出演の「こころの時代~宗教・人生~ セレクション(1)「武器ではなく一冊の本を」」の再放送(5月7日(木) 午後10:00~10:50)を録画予約し、見ました。見ながら感情が高まってきて涙、鼻水、嗚咽を堪えることができませんでした。「同じ生を受けてなぜ、男と女で差別されなければならないのか」、「なぜ教育の重要さが理解されないのか」、「なぜ、人を殺そうとするのか」・・
 理不尽さにやりきれない思いがしました*
 工学や自分の専門分野に近い本ばかり入手してきた私ですが、この番組の中で紹介された番組のインタビュアーを務めた道傳愛子氏が翻訳を行った「マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女」(2014年、岩崎書店)を入手しました。帯に「小学校高学年から一般」と書かれていて本文の文字サイズが大きいため、小さな文字が読みにくくなってきた私ですが、一気に読むことができました**

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「ニュース砂漠とウイルス~アメリカ 地域メディアの闘い~」 [科学技術とジャーナリズム]

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 科学ジャーナリスト教育を受けたことからメディアなどの環境は気になります。
 NHKで4月25日 午後10:00~10:50 放送の「世界最多の新型コロナウイルス感染者を数えるアメリカで、新聞など地方メディアが深刻な打撃を受けている。各地で記者の解雇や廃刊が相次ぐ。アメリカからの報告。」とされるBS1スペシャル「ニュース砂漠とウイルス〜アメリカ 地域メディアの闘い〜」を見ました。米国のジャーナリストを取り巻く厳しい状況に「・・」となりました。

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野村直之(著)「人工知能が変える仕事の未来」 [本と映像・音楽の話]

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 「情報学最前線」平成28年度市民講座第4回「インタラクティブな知能 AIをバズワードで終わらせないために」を聴講したblogで「1980年代のエキスパートシステムを中心としたAIブームを醒めた眼で見ていました・・」と当時の私について書きました。
 BOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店 の書棚を物色していて野村直之(著)「人工知能が変える仕事の未来」(2016年、日本経済新聞出版社)がありました。そこで同書を手にとって「はじめに」のページを見ると、次の記載があり、それに続く第2次AIブームについての指摘も上記から「同意!」となりました。また、「はじめに」で各章の概要が解説されていることも「読者のことを考えている」*で即、購入を決めました(何と210円(税込) (^_^) )。

「(略)AIの研究開発について、ぜひ読者の皆さんに理解しておいていただきたい重要な論点がひとつあります。それは、AI研究者や関連業界の様々な思惑から、過剰な期待を煽る言説が唱えられていることに関するものです。筆者としては、こうした過剰な期待感、あるいはその裏返しとしてのAI脅威論が、今後のAI開発にとって差し障りになることに強い危機感を覚えます。(略)」

 本書をざっと読みし、事例も多く紹介されていることから「是非、多くの方に読んでいただけたら」と思いました(無論、このような本を読む場合の「書かれたことを鵜呑みにしない」という姿勢を忘れないことが必要ですが)。


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ユニセフ『世界子供白書2017』 「デジタル世界の子どもたち」 [本と映像・音楽の話]

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 unicef『世界子供白書2017~デジタル世界の子どもたち(原題:The State of the World’s Children 2017: Children in a digital world)』は「ユニセフが初めて包括的に、デジタル技術が様々な方法で子どもたちの生活や人生の機会に影響を与えている状況を検証し、その危険と機会を明らかにするものです。」としてデジタル社会での子どもたちのデジタル格差やリスクに警鐘に鳴らすものになっています。
 日本の「青少年インターネット環境の整備等に関する検討会報告書」(平成27年5月12日、青少年インターネット環境の整備等に関する検討会)は犯罪に巻き込まれないための内容が中心で教育の利用については触れられていず、 経済同友会の「子どもの貧困・機会格差の根本的な解決に向けて -未来への投資による真の総活躍社会の実現-」(2017年)はITといった大括りは触れられていますが、所得に直結する通信環境による教育の格差については触れられていません。

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「分解好き」に気になる本 "The Reassembler" [本と映像・音楽の話]

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 Amazonの洋書のバーゲン本を見ていて赤い Fender Stratocaster を分解した姿を表紙にした "The Reassembler" で目がとまりました。表紙を見た時は「様々なギターの分解修理について書かれているのかな」と思ったのですが、目次には芝刈り機、レコードプレーヤー等、様々な製品が紹介されていて、BBCで放送のシリーズ番組の様々なモノの分解を紹介するJames Mayによる"The Reassembler"を本にしたものとわかりました。
 
 「Kindle版で480円。買っちゃえ、買っちゃえ!」という声が頭の中で聞こえるのですが・・ (^_^;

* * * * *

 以前のblogでセミ・アコースティックギターVGD1000(Vesta Graham)を保有していることを書きましたが、最近、Pat Metheny のCDを再び、聴くようになり、「VGD1000のピックアップをEMGの製品に変えたら・・」とか、「自家製フレットレスベースのピックアップをEMG Pに変えたら・・」等と良からぬ夢想が・・ (^_^;

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マージャン、パチンコ、(パソコン)ゲーム、たばこ、酒類 [3. 記事]

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 先のblogのように黒川検事長が賭けマージャンで辞任に追い込まれたことは正直、「良かった」という気持ちです。そして5月25日、全国で緊急事態宣言が解除され、パチンコ店について全国で85店が倒産や閉店に追い込まれたことが報じられました。
 以下、マージャン、パチンコ、(パソコン)ゲーム、たばこ、酒類と私との関係の話(懺悔?)です。

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表計算ソフト「アシストカルク」の思い出 [3. 記事]

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 先のblogで以前、勤務していた会社について触れましたが、1年間、職員組合の賃金対策部長*も務めました。会社への賃上げ要求額の決定手順、私が担当する前は「このような手順で行うのかなあ」と推測の必要な手順書しかなく、「誰が担当しても同じ結果を得られなければ・・」と考えて表計算ソフトの使用を考えました。ただ、職員組合ではソフトウェア購入を予算化していなかったため、Lotus 1-2-3も販売されていましたが、私の財布に無理のない9,700円で販売の表計算ソフト「アシストカルク」を購入し、それを使って計算手順をまとめ、その使用説明書を作成しました**。そして「〇千人の賃上げ要求の計算を9,700円のソフトで処理している」と一人ほくそ笑んでいました (^_^;
 私の後任の計算センターから来たMac使いの彼から、私が「アシストカルク」で作成したものをExcelで作り直してくれたことの報告もありました (^_^)
 職員組合の事務室にいて忘れられないのが、就業時間後、昇進に関する悩みの電話を受けたことでした。その時は企業と職員組合間の昇進に関する取り決め的なものを説明し、ただ、彼の話を聞くことしかできませんでした。「あのような対応でよかったのだろうか」と思い出すことがあります。そしてあの1年間は私を成長させる上で重要な1年だったのは間違いありません。


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"NASA Systems Engineering Handbook", "NASA Engineers and the Age of Apollo" [本と映像・音楽の話]

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 先のblogNASA History DivisionのBooksから約200の文献が閲覧できることを紹介しました。System Engineeringがアポロ計画から始まったことは多くの人に知られていると思いますが、NASAのWebサイトで上のNASA Systems Engineering Handbook (SP-2016-6105), Rev 2を見つけました。次にその本の目次とSystems Engineeringについて解説された部分の抜粋を示します。

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毎朝カップ メイプルジャム(スドージャム) [3. 記事]

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 近くのマツモトキヨシで毎朝カップ メイプルジャム(スドージャム)が安価(100円)に売られているのが目に入り、「試しに」で購入してきました。
 「メイプル調製品」とされ、原材料名として水あめ、砂糖、メイプルシロップ、寒天/香料、増粘剤が表示されていました。トーストに塗ってみてメイプルの香りが際立つ感じがしました。甘さは控えめで「ちょっとヤミツキになりそう・・」となりました。

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