「ニュース砂漠とウイルス~アメリカ 地域メディアの闘い~」 [科学技術とジャーナリズム]
科学ジャーナリスト教育を受けたことからメディアなどの環境は気になります。
NHKで4月25日 午後10:00~10:50 放送の「世界最多の新型コロナウイルス感染者を数えるアメリカで、新聞など地方メディアが深刻な打撃を受けている。各地で記者の解雇や廃刊が相次ぐ。アメリカからの報告。」とされるBS1スペシャル「ニュース砂漠とウイルス〜アメリカ 地域メディアの闘い〜」を見ました。米国のジャーナリストを取り巻く厳しい状況に「・・」となりました。
野村直之(著)「人工知能が変える仕事の未来」 [本と映像・音楽の話]
「情報学最前線」平成28年度市民講座の第4回「インタラクティブな知能 AIをバズワードで終わらせないために」を聴講したblogで「1980年代のエキスパートシステムを中心としたAIブームを醒めた眼で見ていました・・」と当時の私について書きました。
BOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店 の書棚を物色していて野村直之(著)「人工知能が変える仕事の未来」(2016年、日本経済新聞出版社)がありました。そこで同書を手にとって「はじめに」のページを見ると、次の記載があり、それに続く第2次AIブームについての指摘も上記から「同意!」となりました。また、「はじめに」で各章の概要が解説されていることも「読者のことを考えている」*で即、購入を決めました(何と210円(税込) (^_^) )。
「(略)AIの研究開発について、ぜひ読者の皆さんに理解しておいていただきたい重要な論点がひとつあります。それは、AI研究者や関連業界の様々な思惑から、過剰な期待を煽る言説が唱えられていることに関するものです。筆者としては、こうした過剰な期待感、あるいはその裏返しとしてのAI脅威論が、今後のAI開発にとって差し障りになることに強い危機感を覚えます。(略)」
本書をざっと読みし、事例も多く紹介されていることから「是非、多くの方に読んでいただけたら」と思いました(無論、このような本を読む場合の「書かれたことを鵜呑みにしない」という姿勢を忘れないことが必要ですが)。