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「日本の原発、どこで間違えたのか」、「原発暴走列島」、「原発のコスト ― エネルギー転換への視点」、「原発の倫理学」 [本と映像・音楽の話]

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 「未曾有の惨事となった東京電力福島第一原発の事故を、日本の原子力政策の出発点に戻って考える。原発建設を急いだ正力松太郎、福島第一原発の誕生秘話、運転3年半で起こった最初のトラブル、「応力腐食割れ」……。しかし、「万が一」を恐れる住民たちを前に、「安全」は最初から脇に追いやられていた!? 日本を代表するジャーナリストの渾身のルポルタージュが今、甦る。」と内容紹介される 内橋克人 (著)「日本の原発、どこで間違えたのか」(2011年、朝日新聞出版)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました(内橋克人氏の「匠の時代」(講談社文庫)の各巻を東海村で仕事をしていた時代、空き時間に読むふけっていたことを思い出します。内橋克人氏は2021年9月1日に逝去。NHKアーカイブスの「あの人に会いたい」での内橋克人氏が紹介されています)。
 「原発の、何が本当なのか? 日本はどうなってしまうのか? 30余年ものあいだ、原発反対を訴えてきたルポライター・鎌田慧が今こそ吠える! 福島だけではない、日本全国で起こりうる事故の可能性について、過去からの丹念な取材をもとに書く。 日本の明日を憂う緊急出版。」と内容紹介される 鎌田慧 (著)「原発暴走列島」(2011年、アストラ)はBOOKOFF 埼玉三郷店で入手しました。
 「原発の発電コストは他と比べて安いと言われてきたが,本当なのか.立地対策費や使用済み燃料の処分費用,それに事故時の莫大な賠償などを考えると,原子力が経済的に成り立たないのはもはや明らかだ.原発の社会的コストを考察し,節電と再生可能エネルギーの普及によって脱原発を進めることの合理性を説得的に訴える.」と内容紹介され、2012年の大佛次郎論壇賞の受賞作品である 大島堅一 (著)「原発のコスト ― エネルギー転換への視点」(2011年、岩波書店)はBOOKOFF 6号松戸馬橋店で入手しました。
 「小泉元総理が「原発ゼロ」を提唱! 汚染水問題で「東電破綻処理」へ急展開! 著者の主張通りに日本が動き始めた。原発官僚と闘う全言論。超話題作『原発ホワイトアウト』著者・若杉冽氏推薦!「霞が関には古賀さんを隠れキリシタンのように慕っている官僚たちがいる。原発の裏も表も全部わかる必読書」」と内容紹介される 古賀茂明 (著)「原発の倫理学」(2013年、講談社)はブックオフオンラインで入手しました。

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(税込220円、税込110円、税込110円、税込110円)
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朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:日本の原発、どこで間違えたのか
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=12555
日本の原発、どこで間違えたのか 内橋克人著 ~原発導入時の安全神話づくりを解明 | 読書 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
https://toyokeizai.net/articles/-/7305/
内橋克人 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E6%A9%8B%E5%85%8B%E4%BA%BA
内橋克人氏が死去 経済評論家「匠の時代」: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE03BIB0T00C21A9000000/
原発暴走列島|鎌田慧|アストラ|電子書籍|shinanobook.com|シナノ
http://www.shinanobook.com/genre/book/792
原子力規制委員会トップページ
https://www.nsr.go.jp/
大島 堅一|教員・スタッフ紹介|政策学部|龍谷大学 You, Unlimited
https://www.policy.ryukoku.ac.jp/teacher/oshima.html
有識者の声(大島 堅一) − 話そう"エネルギーと環境のみらい"
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/npu/policy09/sentakushi/members/kenichi_oshima.html
原発のコスト - 岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/book/b226129.html
『原発の倫理学』(古賀 茂明)|講談社BOOK倶楽部
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000188520
大佛次郎賞・大佛次郎論壇賞 | 朝日新聞社の会社案内
https://www.asahi.com/corporate/award/12834987
『原発ホワイトアウト』(若杉 冽)|講談社BOOK倶楽部
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000188370
『東京ブラックアウト』(若杉 冽)|講談社BOOK倶楽部
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189083
『東京ブラックアウト』若杉冽×古賀茂明 告発対談 「キャリア官僚はメルトダウン中に再稼働を考え始める生き物です」() | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
https://gendai.media/articles/-/42017
科学技術関連のテレビ放送:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2005-12-29-1
「日本中枢の崩壊」、「日本中枢の狂謀」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-06-23-1


日本の原発、どこで間違えたのか

日本の原発、どこで間違えたのか

  • 作者: 内橋克人
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/04/20
  • メディア: 単行本



原発暴走列島

原発暴走列島

  • 作者: 鎌田 慧
  • 出版社/メーカー: アストラ
  • 発売日: 2011/04/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



原発のコスト――エネルギー転換への視点 (岩波新書)

原発のコスト――エネルギー転換への視点 (岩波新書)

  • 作者: 大島 堅一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2011/12/21
  • メディア: 新書



原発の倫理学

原発の倫理学

  • 作者: 古賀 茂明
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/11/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



原発ホワイトアウト

原発ホワイトアウト

  • 作者: 若杉 冽
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/09/11
  • メディア: 単行本



東京ブラックアウト

東京ブラックアウト

  • 作者: 若杉 冽
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/12/05
  • メディア: 単行本



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コメント 2

kiyo

日本のシステムって、末端からカイゼンするQCによって改善して、
さらに、ヒト死にがでると、法律まで整備して改善するという、摩訶不思議なネガティブフィードバックなのですが、
原発だけは、安全設計がおざなりで神聖視されていて、不思議だったのですが、住民との関係上、いろいろ表沙汰に出来ないために、小改善以上の大規模改善が難しかったのでしょうかね。
戦後の米国からのお下がりみたいな原発導入というのも、神聖視化を輪に掛けたのでしょうか。

昨今の大学・研究・学術界の硬直化とパワハラ(一部セクハラ)の蔓延と似通っている気もします。
by kiyo (2023-03-20 08:38) 

robotic-person

>kiyo さん、
私が機械設計していた時、部品を製造する工場の方の助言で大変助かりました。トップダウンという考え方もありますが、ボトムアップという考え方は非常に重要です(QCを学んでいた時代もありました)。知識は個人に属するものであり、その人がいなくなると破綻をきたすことが少なくありません。
国家公務員試験に合格後、目標を失ってyes-menとして生きていく人が少なくないのではと思う時があります。public (civil) servantsという言葉がありますが、「俺は国家公務員だ。偉いんだ」という雰囲気を漂わせる人が、現場を知らずに「言えばやるだろう」という無知さを感じたのは一度や二度のことではありません。
 生活していくために自分自身の願いとは別の生き方をせざるを得ない大学などの方も知っています。現実に何が起きているか、現場を見て考えることが重要と考えています。

 正確な発言は思い出せないのですが、「私は戦後生まれだから軍国主義とは関係ない」といった内容を語った首相がいました。ちばてつやの漫画「紫電改のタカ」は1963~1965年に『週刊少年マガジン』に連載されたもので終戦から18年経てもこのような漫画が読まれていたことを考えると終戦の日以降の生まれであろうと軍国主義とは無関係といった発言はできません。厚生省が敗戦後、軍関係者のために働いてきました。しかし、戦争で被害を受けた市民への対応はしませんでした。そんな歴史が残っている日本の国だと思います。

by robotic-person (2023-03-20 12:56) 

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