「外航海運とコンテナ輸送」 [本と映像・音楽の話]
スエズ運河で400m長のコンテナ船が座礁し、他の船舶の運河の航行を妨げていることが報じられています(BBC News)。そして3月25日23:00からNHK BS1でBS世界のドキュメンタリー 選「スエズ運河 メガ建築の大拡張」が放送され、スエズ運河でタンカーと貨物船の大型化に対応するために2014年から始まった拡張工事の施工方法などが紹介されました。コンテナ船が座礁したのは砂嵐が原因と伝えられていますが、油タンカー宝運丸(総トン数2,591トン)が台風第21号の接近で増勢した風を受けて走錨し、北方に圧流され、平成30年9月4日13時40分頃、関西国際空港連絡橋に衝突した事故のことを思いだします(運輸安全委員会の事故報告)。コンテナ船の座礁の対応の変化に関するニュースを聞く度に如何に船舶が物流における大きな役目をしているか、実感させられます。
昨年9月のblogで海事実務研究会(著)「図説海事概要―海と船のガイドブック」(1983年、海文堂出版)の入手と船への関心について書きました。そして森隆行(著)「外航海運とコンテナ輸送」(2003年、鳥影社)をBOOKOFF 6号南柏店で入手しました。「今回のスエズ運河におけるコンテナ船の座礁、本書を通してその背景にあるものの理解を」です。
(税込370円→税込210円)
■ 「日本の海運 2019–2020 SHIPPING NOW」
Web検索していて「日本の海運 2019–2020 SHIPPING NOW」を見つけました。下記の目次の51ページのpdfファイルで日本の海運の概要を理解するのにとても参考になります。
編集・発行 (公財)日本海事広報協会
協力 (一社)日本船主協会、(公財)日本海事センター
《 目次 》
世界を結ぶ海上物流ルート
個性豊かな船たち
〈基本編〉
外航海運Ⅰ
外航海運Ⅱ
内航海運
海事クラスター
〈データ編〉
外航海運Ⅰ
外航海運Ⅱ
内航海運
海事クラスター
日本の外航海運の歴史
【追記】
大型船舶は操舵してそれが船の進行方向に現れるのに時間遅れがあります。コンテナ船の慣性質量、船の大量に積載されたコンテナを含めた面積に砂嵐による風圧がかかった場合、操舵によるコントロールがほとんど不可能になるであろうことが容易に想像されます。
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Egypt's Suez Canal blocked by huge container ship - BBC News
https://www.bbc.com/news/world-middle-east-56505413
油タンカー宝運丸 衝突(橋梁)事故(運輸安全委員会、平成31年4月)
https://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/p-pdf/MA2019-4-2-p.pdf
実用・ビジネス書|鳥影社
https://www.choeisha.com/biz2.html
外航海運の現状と課題(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001348307.pdf
第Ⅰ部 海上交通のシステムとその役割
https://www.mlit.go.jp/hakusyo/kaijireport/kaihaku99/kaihaku3.pdf
外航海運業の現状と課題(運輸と経済 第74巻 第4号 ’14.4)
http://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/A201472.pdf
「日本の海運 2019–2020 SHIPPING NOW」((公財)日本海事広報協会)
https://www.kaijipr.or.jp/shipping_now/pdf/allpage2019.pdf
(一社)日本船主協会
http://www.jsanet.or.jp
(公財)日本海事センター
http://www.jpmac.or.jp
(公財)日本海事広報協会
http://www.kaijipr.or.jp
「図説海事概要―海と船のガイドブック」、船の科学館:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-09-14-1
池田良穂 『図解 船の科学』(2007年、講談社):ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2013-07-12-1
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