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原寿雄「ジャーナリズムの思想」(1997年、岩波新書) [本と映像・音楽の話]

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 先のblogで神田神保町の小宮山書店の前の平置き棚に「1冊100円」で売られていた新書の柳川範之(著)『独学という道もある』を読み終えたことを書きました。そして無駄なあがきかもしれませんが、「購入した本を積読のままにしないで少しでも読もう」と原寿雄(著)『ジャーナリズムの思想』(1997年、岩波新書)をやはり移動中の電車の中で先日、読み終えました。
 この本は以前にも読んだようなかすかな記憶があるのですが (^_^; 、インターネットの普及前の新聞、テレビを中心とした時代のジャーナリズムに関する内容です。「当時に比して今日はよくなったのだろうか?」と考えながら読み、情けない気持ちになりました。「インターネットなどが普及した今日を反映した「ジャーナリズムの思想」の改訂版が読みたいなあ・・」となりました。

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柳川範之(著)『独学という道もある』:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2018-06-15


ジャーナリズムの思想 (岩波新書)

ジャーナリズムの思想 (岩波新書)

  • 作者: 原 寿雄
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1997/04/21
  • メディア: 新書



nice!(12)  コメント(4) 
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コメント 4

いっぷく

懐かしい本ですね。
80年代に何度か読み直しました
by いっぷく (2018-06-23 01:59) 

ZUNYA

r-pさん、こんばんわ。

連日の投稿につき、失礼致します!

僕も高校生の時、原さんの『それでも君はジャーナリストになるか』を読んで大いに影響を受けたクチなので、本書を含め、原さんの著書は(P.Nである「小和田次郎」名義の著書も含めて)大体のところを読んでいます。

←(実は、それだけでなく…)昔、原さんが非常勤講師で授業を持っていた某大学に(聴講したいという密かな想いも持ちつつ)何とか入学したものの…僕と入れ替わりに原さんの方が大学を辞めてしまっていた…という、苦い経験も持っていたりなんかもします(笑)。

『デスク日記①~⑤(小和田次郎)』(※改訂ダイジェスト版が最近出版されたので、それも買いました…)を読むと、大手メディアが政治権力や財界に忖度(屈服)してゆくリアルな日常風景がよく分かります(当然、情けなくなってしまうワケですが…)。

そんな原さんも昨年末に亡くなられてしまいましたネ…。

「原さんこそNHK会長に相応しい!」とも言われた(実際、その通りだと思います)ジャーナリズム界の長老・重鎮ですが、『ジャーナリズムの思想の改訂版』はもう永遠に読めないんですネ…ホント残念です。

←それに代わる良いテキストも、今スグには思い浮かびません…スミマセン!うーん、2009年刊行の『ジャーナリズムの可能性』(=これが本書の「続編」っぽい??)とか、2003年刊行の『グローバル社会とメディア』なんかはどうなんでしょうか?(実は僕、これらは読んで無いんです【笑】)。

※今、メディア論で有名な哲学者、レジス・ドブレの対談『屈服しないこと』を読んでいますが、“現在の世界を予見する様な発言の数々”に興奮しつつ…という感じです!!






by ZUNYA (2018-06-23 02:49) 

robotic-person

>いっぷくさん、
20年前の本ですが、現在を比較的に考えることができ、「読んでよかった」になりました。
by robotic-person (2018-06-23 08:44) 

robotic-person

>ZUNYA さん、
本の紹介、ありがとうございます (^_^)
早速、探してみます。
by robotic-person (2018-06-23 08:47) 

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