SSブログ

脳と手に関する2冊の本 [脳、心、リハビリ]

 久保田競は下記の『手と脳』の第1章に「手は外部の脳である」という題名をつけました。良く知られたペンフィールドのホムンクルスでも脳の中で手の占める範囲は大きいものです。2足歩行が手(前足?)に自由を与え、手によってなされる様々な作業が脳の手に対応する部分を発達させ、手と脳の相互作用によって人間の驚異的な進化があったとする説、納得させられます。四半世紀前の本となりますが、サルを含んだ様々な実験が紹介され、今でも十分、参考になるのではないかと思います。

手と脳―脳の働きを高める手

手と脳―脳の働きを高める手

  • 作者: 久保田 競
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 1982/04
  • メディア: 単行本

 鈴木良治の「手の中の脳」は筋電義手に関する記述があることから入手したのですが、手の機械面、制御面、学習、仕事、ロボット、そして文化との関わりなどが全般的に書かれた手の入門書といえます。(題名に「脳」とありますが、それに関する記述は期待ほど多くありません。)

手のなかの脳

手のなかの脳

  • 作者: 鈴木 良次
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 1994/05
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント