SSブログ

7月3日の熱海市の土石流、そして東名高速道路の沼津IC~裾野IC間の不通 [3. 記事]

P1340081-20210708s.jpg

 7月3日に起きた熱海市で土石流から1週間となりました。毎日新聞(7月9日)のニュースで地質学者の塩坂邦雄氏が県庁の記者会見の中で「造成で尾根が削られたことによって雨水の流れ込む範囲(集水域)が変化、盛り土側に雨水が流入した結果、土石流を誘発した」とする分析を報告されたとのことです。「盛り土で必要な水抜きの処理の問題、大量の土砂の搬入だけでなく、尾根を削ったことも影響していたのか・・」となりました。盛り土の施工をしている業者は目の前の仕事だけで全体を見る力がないのは明らかです。「人災・・」と一層やりきれない気持ちが強くなりました。

 7月3日、東名高速道路の沼津IC~裾野IC間が大雨によるのり面崩壊で上下線が 通行止めとなり、下り線は4日午後5時に通行止めが解除されましたが、上り線は通行止めのままでした(写真は7月8日、新東名を走行中に目にした「東名の沼津~裾野間の災害通行止」の表示)。NEXCO中日本の7月9日 18時 現在の「重要なお知らせ」で「E1 東名 裾野IC~沼津IC間(上り線)の通行止めは解除しました」と報じられましたが、「災害箇所付近では、昼夜連続で走行車線規制をおこなっているため1車線の通行」とのことです。レスポンスのニュースを見ると、土留め壁が走行車線と追い越し車線の間に施工されているようで「1車線の通行」が通常走行できるまでにはしばらくかかりそうです。

 各地で記録的な大雨が発生していることが報じられています。「被害が起きませんように・・」と祈ることしかできないことに無力さを・・

続きを読む


nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

「がんと闘った科学者の記録」 [本と映像・音楽の話]

P1320849-20210606s.jpg

 「1998年、スーパーカミオカンデでニュートリノ振動を確認しニュートリノの質量がゼロでないことを世界で初めて示した」(Wikipedia)と紹介される戸塚洋二先生がお亡くなりになったことを2008年7月10日のニュースで知りましたが、その時から13年が経ちました。NHK総合で2009年7月14日放送のヒューマンドキュメンタリー「あと数か月の日々を〜物理学者・戸塚洋二 がんを見つめる〜」を見て「科学(工学)に関わる人間の生き方は」と考えさせられたことを思いだします。
 「恥ずかしい死に方をしたくない」と帯に示された戸塚洋二(著), 立花隆* (編)「がんと闘った科学者の記録」(2009年、文藝春秋)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で見つけ、入手しました(2009年のblogで本書について触れながら入手していませんでした)。(税込370円→税込220円)
 本書を読みながら目が潤んできました。


*立花隆先生も今年4月30日に逝去されました。そしてNHKの「立花 隆さんをしのんで」とする追悼特集の番組を何本も見ました。

続きを読む


nice!(15)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー