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吊戸棚の取付け方法に納得 [住居]

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新しくなった吊戸棚(上部は幕板で化粧)

 以前のキッチンの吊戸棚は高さ90cmで、その上部が天井のコンクリートに埋め込まれたアンカーのボルト孔を利用してボルト固定され、背面は梁に貼られた板材と軽量鉄骨にビス止めで固定されていました*。吊戸棚に収納する荷重は数十kgになると想定されますが、天井のボルトにより荷重的に安心できる構造でした(*:既存の吊戸棚等を解体する中で構造がわかりました)。
 キッチンのリフォームでシステムキッチンの「 エーデル」(タカラスタンダード)を選び、吊戸棚は高さ70cmのものを選択し、その下にアイラックを組合せました。
 ガスコンロとレンジフードのグリスフィルター間の距離は消防法への対応で80cm以上とする必要があり、吊戸棚の下面はレンジフードの下面とデザイン的にあわせるのが一般的です(吊戸棚を高い位置に取り付けるとアクセス性が低下するため)。これまで吊戸棚で使用していた天井のネジ穴はフードの横幅が消防法への対応で広いものとなったため、流用が困難、また、梁の横面に接着されたこれまでの吊戸棚の背面をビス止めするための板材は薄いため、強度的に期待できません。そこで施工会社から30×40mmの室内高(2500mm)に対応する長さの角材を軽鉄にビス止めして角材に板材を取付けて表面仕上げの下地となる化粧用の12mm厚の石膏ボードを取付け、角材に取り付けた板材に新しい吊戸棚をビスで固定する方式が提案され、了承しました。
 吊戸棚のフレームを固定した後、施工していた人がフレームに手をかけて足を浮かせて全体重をかけ、十分な強度を得られていることを確認する姿を見ることになり、驚かされました (^_^)
 いい加減な施工業者がちゃんとした下地をつくらず固定した場合、施工直後はよいかもしれませんが、経年劣化で吊戸棚が落下する危険もあります。施工の現場を見るのは勉強になります。


■ 新しい吊戸棚について
 「 エーデル」の吊戸棚、扉にパッキンが取り付けられています。以前の吊戸棚はパッキンはなく、隙間から油煙等が入って中に収納したコップなどが汚れましたが、この面から進歩を感じます。加えて棚板は地震対応で揺れがあっても動かない構造です。以前の吊戸棚の棚板は強度的に十分でなく、私が加工した棚板に入れ替えたことを思い出しました。

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