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「近代建築そもそも講義」 [本と映像・音楽の話]

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 「日本の近代建築が直面した最初の難題は「脱ぐか否か」だった。一八五七年、米国総領事ハリスは江戸城登城を許される。土足のハリスを迎えたのは畳に敷かれた錦の布と、その上で草履を履いた将軍家定。以降、公的な場は「脱がない(土足)」が原則となる――。「和」の建築は「洋」をどう受け入れてきたか。銀座煉瓦街計画、国産大理石競争、奇妙でアヤシイ洋館群、日本に溺れた英国人教授等、建築探偵・藤森教授が語る全68話。」と内容紹介される 藤森照信大和ハウス工業総合技術研究所 (著)「近代建築そもそも講義」(2019年、新潮社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 本書の「第8講 コンドル教授が育てた4人の建築家」の中で欧州宮殿様式最後の華〈赤坂離宮〉(先のblogで触れた今日の迎賓館赤坂離宮)が解説されています。
(税込470円→税込110円)

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「宮殿と迎賓館 ― 日本の心」 [本と映像・音楽の話]

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 2014年のblog、2016年のblog迎賓館が一般公開の期間を増やすための試験が行われていることを書きました。そして2017年のblog迎賓館参観したことを書きました。迎賓館赤坂離宮の「これまでの歩み」にその歴史が紹介されていますが、東宮御所として建設され、様々な変遷の後、1968年から1974年3月にかけて改修工事が行われ、迎賓館として新たに開館したとのことです。そして2006~2008年、平成の大改修が行われ、その後に私も参観することができました。
 迎賓館として開館後の姿を伝える「日本の心 現代日本写真全集〈第12巻〉」の第12巻の渡辺義雄 (著)「宮殿と迎賓館」(1980年、集英社;収納函のサイズは38.5 x 27 x 3 [cm]の大型本)をBOOKOFF 6号松戸馬橋店で目にし、建築物も関心分野であることから「欲しい!」で入手しました。目の保養になります。

 その迎賓館を使って現在、弔問外交が行われています。

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