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「なぜ、いまヘイト・スピーチなのか ―差別、暴力、脅迫、迫害―」 [本と映像・音楽の話]

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 2019年のblog豊田市美術館で開催の「クリムト展 ウィーンと日本1900」と豊田会場の「あいちトリエンナーレ2019」を観たことを書きました。そして後者に関連して「表現の自由」を守ることの重要さを再確認しました。
 6月25日から開催予定だった企画展「表現の不自由展・その後東京EDITION&特別展」が、街宣車等による悪質ないやがらせで会場変更を余儀なくされ、25日からの開催は不可能となったことが報じられました(AERAの記事)。
 前田朗(編)「なぜ、いまヘイト・スピーチなのか ―差別、暴力、脅迫、迫害―」(2013年、三一書房)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。79ページに書かれた「(略)2012年5月には、新宿のニコンサロンで開催予定だった元従軍慰安婦に関する写真展に対し、ネット上で「売国行為」といった批判が飛び交い、ニコンにも抗議電話が寄せられ、ニコンが中止を決めた(略)」、あるいは125ページに書かれた「(略)ヘイト・スピーチは相手を二級市民とすることに大きな咎があります。(略)」等を読みながら、「私たちが守らなけれいけないのは何か」を理解できない輩の存在にやりきれない気持ちでいっぱいです。(税込220円)

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