SSブログ

UENOYES 2019(10月18日〜11月17日、旧博物館動物園駅 駅舎)で爆撃の現実を [展示会、セミナー、博物館等]

P1150812-20191116s.jpg

 「「想起の力で未来を:メタル・サイレンス 2019」(10月18~11月17日)を開催の旧博物館動物園駅 駅舎の内部を見たい」となったことを先のblogで書きました。そして11月16日、ボランティア活動で総勢39名を引率して守谷の「鳥のみち」を楽しんだ後、上野の旧博物館動物園駅 駅舎へ行きました。
 2014年に見た時の旧博物館動物園駅 駅舎の入口の単純な鉄の扉は、趣のあるものに変わっていました。そしてその中に入ると1階の部分にフェルナンド・サンチェス・カスティーリョの作品名 "Tutor" が展示されていました。階段を下りてその踊り場にクリスティーナ・ルカスの作品の "Unending Lightning"が展示されていました。この作品は3面のスクリーンを使って「左面はどこの爆撃で何名の市民が犠牲になったか、中央はその地域の地図がクローズアップされ、爆撃の規模がドットで示され、右面はその出来事にまつわる写真で構成」とされます。6時間にわたる作品とのことで、私が旧博物館動物園駅 駅舎に到着したのは14:15頃で目にしたのは2007 年からのアフガニスタン、イラクなどの爆撃の状況(ドローンによるものを含む)で、テレビや新聞などの報道では流れることのない凄惨な爆撃の被害が写真で示され、つい唸り声のようなものがでてしまいました。約25分、作品を見ていましたが、それでも2012年の途中で数多くの爆撃が行われていることを知ることにもなりました。「この作品を見続けなければいけないのでは」と思いながら、その目を覆いたくなる空爆された現地の写真に心の面で耐え切れない感じもして「予定どおり東京藝術大学大学美術館で開催の「呼吸する彫刻」退任記念 北郷 悟 展(11月7~17日)を」で2012年の爆撃の写真が示される中で会場を後にしました。「旧博物館動物園駅 駅舎の内部を見たい」という単純な発想でUENOYES 2019へ行きましたが、「爆撃の現実を知る」という重要なことを教えられました。
 なお、階段の途中でドアが設置されてその下にはいけないようになっていましたが、ドアに設けられたガラス窓から大きなウサギがきっぷ売り場と改札のあるフロアの床面の巣穴に飛び込む姿を見ることができました。

続きを読む


nice!(17)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー