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lessons learned [宇宙]

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 小惑星探査機「はやぶさ2」、3月2日、初期機能確認期間を終了し、小惑星1999 JU3に向けた巡航フェーズに移行し、本年11-12月の地球スイングバイに向けた運用が実施中です。
 「宙への挑戦」というNECの宇宙開発への取り組みを紹介するWebサイトがあります。その中にJAXA宇宙研と共同でイオンエンジンの改良、特に推力増強と、長寿命化に取り組み、「はやぶさ2」のプロジェクトスタート時点から関与されたNEC宇宙システム事業部の碓井美由紀主任へのインタビュー記事があり、記事中の "lessons learned" という言葉が心に残りました。
 「工学を学ぶ多くの人たちにこの言葉を・・」

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月面探査ローバー「Moonraker」と「Tetris」、Google Lunar XPRIZEのモビリティサブシステム中間賞を受賞 [宇宙]

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 民間月面探査チーム「ハクト」による「Back to the Moon! 『次世代月探査への挑戦』を1月18日、国立科学博物館で聴講したことを先のblogで書きました。
 その講演の中で1月末に何かあることについて触れられていましたが、Google Lunar XPRIZEのGLXP中間賞授賞式でモビリティサブシステム中間賞を受賞したことが報じられました。

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Back to the Moon! 『次世代月探査への挑戦』を聴講してきました [宇宙]

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 先のblogで紹介の日本発の民間月面探査チーム「ハクト」による「Back to the Moon! 『次世代月探査への挑戦』」を聴講に1月18日、国立科学博物館へでかけてきました。
 春山純一氏(JAXA)による『日本の月探査機セレーネ(かぐや)の見たもの〜月の縦孔』では月周回衛星「かぐや(SELENE)」の探査データから縦孔を発見し、世界最初の発見として論文を発表するまでの裏話や「月の極地域のクレータの永久影に水があるのでは」という期待に対して探査データからは難しい結果がでていることなどが歯に衣着せぬ語り口で話され、とても楽しめました。吉田和哉氏(東北大学教授・HAKUTO開発リーダー)による 『月面探査ロボットの開発〜縦孔探査を目指して』は、日本の大学の宇宙工学に関する技術レベルが上がったことを垣間見させてくれました。
 パネルディスカッション『次世代月探査への挑戦』ではノンフィクション作家の山根一眞氏がモデレータとなり、講演された二人に加え、HAKUTO代表・株式会社ispace CEOの袴田武史氏を交えて、民間による宇宙探査の取組みについて紹介されました。
 「Google Lunar XPRIZEに挑戦する民間月面探査チーム「HAKUTO」 中間賞獲得に必要な試験を全て完了、結果は2015年1月26日発表」とハクトのWebサイトで告知されています。今後の発表が楽しみですが、この活動を支えていくには民間による宇宙開発に関心ある多くの人のバックアップが必要なことを実感させられました。

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Back to the Moon! 『次世代月探査への挑戦』(2015年1月18日、国立科学博物館) [宇宙]

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 月周回衛星「かぐや」(SELENE)は2007年9月14日打ち上げられ、月軌道上から探査を行ない、2009年6月11日に運用を終えました。しかし、その探査の成果は今日も「かぐや(SELENE)」のWebサイトでアップされています。
 「かぶや」の探査の成果として私の記憶にあるのが縦孔の存在です。
 1月18日、国立科学博物館講堂で日本発の民間月面探査チーム「ハクト」による「Back to the Moon! 『次世代月探査への挑戦』」が開催されます。150名(先着申込順)の定員でかなり席が埋まっているようですが、月探査にご関心ある方、ご参加ください。

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Rosetta and Philae [宇宙]

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 ESARosettaが彗星のComet 67P/Churyumov-Gerasimenko の軌道に入り、着陸機Philaeが着陸に成功し、データを取得しはじめたことが報じられました
 水惑星「地球」の水の源を供給したとも考えられる彗星の探査、今後の探査成果にワクワクしないでいられません (^_^)

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「種子島宇宙センターの概要」(宇宙航空研究開発機構 種子島宇宙センター) [宇宙]

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 Web検索していて偶然、「種子島宇宙センターの概要」(平成21年8月)が目に入ってきました。
 鹿児島から高速船トッピーに乗って種子島、屋久島への旅をしたのは2002年3月だったでしょうか・・。種子島の西之表港でレンタカーを借りて一路南下して種子島宇宙センター(当時、宇宙開発事業団(NASDA))へ行きました。上は種子島宇宙センターからの帰り道に立ち寄った海蝕洞窟の「千座の岩屋」です。

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放送大学「もう一度みたい名講義 特別講義」で森田耕一郎先生の若き日の姿を [宇宙]

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 国立天文台チリ観測所教授として着任し、本格観測の準備を進める中、2012年5月7日に事件に巻き込まれてお亡くなりになった森田耕一郎先生の1992年の若き日の姿を、9月7日放送の放送大学の『もう一度みたい名講義 特別講義』「研究所訪問~国立天文台野辺山電波観測所」(講師:森本雅樹国立天文台名誉教授)で見ることができました。

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「JAXA航空シンポジウム2014 ~我が国の航空科学技術と国際競争力の強化に向けて~」(2014年9月18日、御茶ノ水ソラシティ)、宇宙ミュージアム『TeNQ』他 [宇宙]

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 JAXA プレスリリース配信サービスを受けています。8月20日のメールで 「JAXA航空シンポジウム2014 ~我が国の航空科学技術と国際競争力の強化に向けて~」 が9月18日、御茶ノ水ソラシティ(写真上)で開催の案内がありました。シンポジウム会場の隣では基礎的・基盤的技術の研究など、JAXA航空本部の最新の研究成果がポスターなどで紹介されます。
 航空分野の技術開発の動向に関心ある方への参考として・・。

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若田光一宇宙飛行士 国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッション報告会 (8月22日、浅草公会堂) [宇宙]

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 先のblogで紹介した浅草公会堂で8月22日開催の『若田光一宇宙飛行士 国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッション報告会』を聴講してきました (^_^)
 客席1082名の浅草公会堂の大ホールで募集定員1000名ですが、満員の状態で受付に時間がかかったために5分遅らせて午後7時5分の開演となりました。参加者の半数(あるいはそれ以上)が女性で「女性にも宇宙活動が理解されてきたのかな・・」と一瞬考えたのですが、プログラムには「若田飛行士× 阿川佐和子特別対談」と「若田飛行士 × 阿川佐和子 × 佐々木則夫 トークセッション」があり、「この対談を楽しみに会場に来たり、サッカー日本女子を応援している人も含まれるのかな」と気づきました。
 若田光一宇宙飛行士の報告は、打上げからISSへの到着、ISSの船内活動、地球への帰還を映像に簡潔に編集したものを用いて行われ、映像の中の様々な実験がわかりやすく解説され、勉強になりました。
 トークセッションの中で、8月23日午前7時30分からTBSで放送の『サワコの朝』で野口聡一宇宙飛行士との対談があることが紹介されました。
 ロビーの展示物の隣に「きぼう」利用成果レポート2013 (JAXA)が机の上に置かれていて頂戴しました。このレポート、JAXAの宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターの『「きぼう」利用の成果これまでに得られた成果』のWebサイトからpdfファイルとしてダウンロードできます。
 8月23日は第33回浅草サンバカーニバルです。

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