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考えさせるラジオ番組 [科学技術とジャーナリズム]

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 放送大学のラジオ授業を運転中に聞いていて、その地上系放送が平成30年9月末に終了することを知り、がっかりしていることを先のblogで書きました。
 NHKラジオ第2の『お話でてこい』で「幼児の想像力を育てるのに、ラジオはもってこいのメディアです。ラジオに、神経を集中させて聞くことは、子どもたちにとっては難しいところがあると思います。一方でその集中力は、「人の話を聞く」力にもつながります。」と解説されています。
 無論、運転中、ラジオの講義を集中して聞くことはありませんが、ふと、「テレビの普及によって眼から入る情報に頼りすぎるようになり、また、インターネットの普及によって電子メールをはじめとした文字を用いたコミュニケーションツールを多く使うようになり、実際の言葉によるコミュニケーションの比率が低下している今日の状況が、様々な事件の遠因になっているのでは」と考えさせられています。
 ラジオは言葉によるコミュニケーションの訓練の上でも重要な役割を果たすと思いますが、考えさせる内容のあるラジオ番組は少ないのが現実です。そのような中で貴重な存在となるラジオ番組がJ-WAVEで月~金曜日の20:00~21:50に放送の "JAM THE WORLD" で、時事問題など、色々、考えさせてくれます。

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核図表 [科学技術とジャーナリズム]

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 NHKの「週刊 ニュース深読み」を見ていて、核図表が紹介されていました。
 「Web検索してみよう!」と思いつき、最初に検索されたのが上の理化学研究所の核図表で、「日本初の元素発見」として113番元素が記されていました。その他、検索されたリンクの一部を以下に紹介します。

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第17回報道実務家フォーラム「『パナマ文書』はこうして取材・報道した」(2016年6月2日、早稲田大学) [科学技術とジャーナリズム]

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 第17回報道実務家フォーラム「『パナマ文書』はこうして取材・報道した」が6月2日、早稲田大学3号館402教室で開催で聴講してきました。
 国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)によって各国のジャーナリストが組織され、データベースを共有して取材し、4月4日の『パナマ文書』の報道となりましたが、実際にそれに携われた日本関係の分析・取材を担当した朝日新聞の奥山俊宏氏、共同通信の澤康臣氏、在米フリー記者のシッラ・アレッチ氏(他に1名イタリア人の方が携われていたとのこと)から講演していただき、どのような活動であったか理解することができました。そしてICIJのような組織の活動を実現させることのできる米国と日本の差について考えさせられました。
 402教室はおよそ200名を越える人(報道の実務に携わる人、学生、一般の人など)が聴講され、質問の時間も多くの手があがり、関心の高さを実感させられました。

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科学技術週間(2016年4月18~24日) [科学技術とジャーナリズム]

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 平成28年の科学技術週間は4月18~24日ですが、熊本地震のことが気になって・・

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立憲主義・民主主義と平和を考える早稲田大学の集い(2015年12月17日、早稲田大学大隈記念大講堂) [科学技術とジャーナリズム]

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 早稲田大学大隈記念大講堂で12月17日、「安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会」と「早稲田大学メディア・シティズンシップ研究会」共催による『立憲主義・民主主義と平和を考える早稲田大学の集い』が開催され、参加してきました。1200名収容の大講堂は満員となり、小講堂も使われていたとのことでした(私は大講堂の2階席)。
 9月18日、国会議事堂へ行き、9月19日、法律の拠り所となる憲法が踏みにじられたニュースを聞くことになりました。同じ思いをしている人が多数いることを確認しました。なお、会では2月26日、5月15日にも集いの会を企画しているとのことです。

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日本コンピュータ化学会 [科学技術とジャーナリズム]

 サイエンスアゴラ2015日本コンピュータ化学会のブースで電子を考慮した物質の姿の模型を見、「成程・・」と勉強になりました。
 日本コンピュータ化学会は2002年に日本化学プログラム交換機構と化学ソフトウェア学会が合併して発足とのことです。耳で聞いただけでは「コンピュータ科学」と「コンピュータ化学」の識別ができないのが難しい点です。

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日本コンピュータ化学会
http://www.sccj.net/index_j.htm

出版物推定販売金額 [科学技術とジャーナリズム]

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 10月19日、NHKのニュースで「全国の書籍売り上げが平成8年の1兆931億円から平成26年は7,544億円と減少にある」というニュースが流されました(平成26年の数字は1月26日、出版科学研究所が発表したものであり、「なぜ、今の時期に?」ですが)。このように日本の出版販売額は1996年をピークに長期低落傾向が続いています。
 「お金」と「時間」
 この2つが理由と考えていました。以前のblogでも書きましたが、1990年代半ば携帯電話が急速に普及しました。私が携帯電話を入手したのは1996年のことだったと思います。バブル崩壊後で収入は頭打ち。そうなると携帯電話を維持するために他の支出項目を削る必要がでて、この影響が書籍に対する支出に影響することが考えられます。携帯電話側は携帯電話の魅力を増強するため、ゲーム機能やワンセグ機能などを付加します。これらの機能によって従前、書籍に費やしていた時間を携帯電話のそれらの機能に費やすことになります。そして今日のSNSの普及により、よりスマートフォンに拘束されている時間が増えているように思われます。
 これらの結果、書籍に割く個人の時間の減少、支出の減少により、出版物推定販売金額の長期低落が続いていると考えられます。また、昔に比べると文庫、新書などの価格は気軽に「買おう」という価格から販売価格が上昇しています。これも支出額を制限される人たちにとって書籍がハードルの高いもの隣、販売数量が出ないという現象を生み出していると考えられます。

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世界IT競争力ランキング [科学技術とジャーナリズム]

 "The Global Information Technology Report 2013"によれば日本のIT競争力ランキングは21位とのこと。国別順序を眺めていると考えさせられます。

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The Global Information Technology Report 2013 | World Economic Forum
https://www.weforum.org/reports/global-information-technology-report-2013/
世界IT競争力ランキング・国別順位(2013年) - 世界経済フォーラム
http://memorva.jp/ranking/world/wef_global_information_technology_report_2013.php
日本の国際競争力強化に向けた戦略と課題(竹村敏彦) 
http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/icp_review/08/08-2takemura2014.pdf
第6回産業競争力会議提出資料 ~ITを活用したビジネスイノベーション~
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/dai6/siryou11.pdf
IT競争力、日本は21位に後退 首位はフィンランド :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM11018_R10C13A4EB2000/

9月18日の夕刻、国会議事堂へ [科学技術とジャーナリズム]

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 9月18日、三鷹での研究会を終え、新宿から丸の内線に乗って霞ヶ関駅へいきました。主催者発表で4万人とされますが、国会議事堂へいく途中は暑いとは感じなかったのが、国会議事堂前に集まった人々の中に入ると空気の温度が高くなり、暑さを感じることになりました。

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9月17日の夕刻、国会議事堂へ [科学技術とジャーナリズム]

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 研究会が午後6時45分頃、終わりました。会の開催場所の最寄駅から霞ヶ関駅まで近いことからエネルギー切れにならないように軽食をとって国会議事堂へ向かいました。車内のトレインチャネルで参院平和安全法制特別委員会において安全保障関連法案が強行採決されたことを知りましたが、「いかねば・・」という気持ちが強くなりました。
 午後8時頃、雨脚が強くなりましたが、国会議事堂前に集まった人々は「安全保障関連法案に反対する学者の会」の先生や議員、そして学生さんの言葉を真剣に聞いていました。午後8時40分頃、国会議事堂前の集会は議員会館側と二手に分かれるとのことで一時、休止が告げられました。18日に用事があるため、集まった方々には申し訳ない気持ちでしたが、国会議事堂をあとにしました。

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