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「公文書危機 闇に葬られた記録」 [本と映像・音楽の話]

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 2020年のblogでMBA教育を受けたことについて触れました。2018年のblogはその論文を作成する中で人口問題研究所の人口将来推計の計算内容を調べ、「ありえない仮定」によって計算されていることを知り、国家公務員に対する信頼が崩れたことを書いたものでした。それ以来、「三権の行動は疑って考えなければならない」となっています。2006年のblogで書いた早稲田大学大学院政治学研究科の科学技術ジャーナリスト養成プログラムへの入学、それが影響していたことは間違いないと思います。
 米国が全ての面で優れているとは思いませんが、公文書の管理については多くの学ぶべき点があります。それに対して日本の公文書の取扱いは度々情けない気分にさせられます。

 「「隠す」、「残さない」、「そもそもつくらない」。 「森友・加計学園」「桜を見る会」の問題で 明らかになった、公文書の軽視。現政権によってエスカレートする 民主主義崩壊の実態に迫る。 国がどのように物ごとを決めたのか、政府の政策決定の過程がまったく検証できなくなっている。「森友・加計学園」「桜を見る会」、そして検察庁法改正案......これらに共通して見られるのは、政権による公文書の軽視だ。 省庁は、表に出せない公文書を請求されると、「私的な文書」にすり替え、捨ててしまう。あるいは捨てたことにする。重要なやりとりをメールで行い、「メールは電話で話すのと同じ」と言って公文書にしない。公開対象の公文書ファイルのタイトルをわざとぼかし、その中身を知られないようにもしていた。 きわめつきは、官僚にメモすら取らせない、首相や大臣の徹底的な情報統制だ。証拠を隠し、捨てるどころか、そもそも記録を残さないようにしていた。情報開示請求を重ね、官僚が重い口を開く。一歩ずつ真実に近づいてゆく、取材班の記録。」と内容紹介される 毎日新聞取材班 (著)「公文書危機 闇に葬られた記録」(2020年、毎日新聞出版)をBOOKOFF 埼玉三郷店で入手しました。
(税込550円→税込220円)
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MBAのこと:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-03-31
高木仁三郎「市民科学者として生きる」(1999年、岩波新書):ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2018-07-11
早稲田大学大学院 科学技術ジャーナリスト養成プログラム:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2006-04-08
公文書危機 闇に葬られた記録 | 毎日新聞出版
https://mainichibooks.com/books/social/post-52.html
いまさら聞けない 森友・加計問題とは:日本経済新聞
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/fv20180523/
桜を見る会:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/tags/sakura
検察庁法案、見送りの顛末 | 特集記事 | NHK政治マガジン
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/37768.html
結局は黒川氏のためだった? 検察庁法改正案が廃案に:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/36271


公文書危機 闇に葬られた記録

公文書危機 闇に葬られた記録

  • 作者: 毎日新聞取材班
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
  • 発売日: 2020/06/02
  • メディア: 単行本



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