"Principles and Standards for the Disposal of Long-lived Radioactive Wastes" , 「国際標準からみた廃棄物管理 - 廃棄物検討分科会中間報告 -」、「セシウムをどうする ー 福島原発事故 除染のための基礎知識」、「淡水魚の放射能 ― 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか」、「海の放射能汚染」、「福島第一原発の「汚染水問題」は止まらない」 [本と映像・音楽の話]
2011年のblogで原子炉解体プロジェクトに携わっていたことに触れました。その中で若干ですが、放射性廃棄物についても勉強しました。
N. Chapman, C. McCombie : "Principles and Standards for the Disposal of Long-lived Radioactive Wastes (ISSN Book 3)" (2003, Pergamon) をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で目にし、気になって入手しました。「国際標準からみた廃棄物管理 - 廃棄物検討分科会中間報告 -」（2020年7月、福島第一原子力発電所廃炉検討委員会、一般社団法人 日本原子力学会）がWeb上で公開されています。「国際標準からみた廃棄物管理」という題名は「国際的な状況をベースに福島第一原発の放射性廃棄物への対応を検討する」という意図が伝わってくるもので一つの結論にまとめる書き方はされていません。
2013年のblogで南相馬市博物館へいったことを書きました。「常設展示室内は神旗争奪戦のジオラマのみ撮影可能」で野馬追のジオラマの写真を紹介しましたが、展示室には地域の放射能汚染の状況と生物や植物への影響が紹介され、福島第一原発事故の影響の深刻さを実感させられました。
福島第一原発の事故後、何年間は海産物の放射能汚染状況がニュースで報じられましたが、その後、検出レベル以下になったことでニュースで取り上げられることはなくなりました。しかし、福島第一原発の汚染処理水の海洋放出方針決定（リンク先は東京新聞）が報じられ、漁業関係の方々への大きな影響が心配となりました。そして東京電力福島第一原発で発生する汚染水を浄化処理した後の水は、海底トンネルを設けて原発から約１キロほどの沖合に放出（リンク先は東京新聞）が報じられました。単に希釈するだけであり、その生態系への食物連鎖を含めた影響を非常に懸念しています。
2022年3月5日、NHK Eテレで放送の「原発事故 幻のシナリオ ～埋もれた遮水壁計画～」をみましたが、事故直後からの東電の経営陣の馬鹿さ加減を思い出し、やりきれない気持ちが蘇ってきました。この番組では海底トンネルについて触れられましたが、放射能汚染水の放出について踏み込んだ内容とはなっていませんでした。
小松優(監修), 日本イオン交換学会(編)「セシウムをどうする ー 福島原発事故 除染のための基礎知識」（2012年、日刊工業新聞社）をBOOKOFF 16号野田店で入手しました。「第4章 放射能除染のテクノロジー」は「（略）基本的吸着特性、現状での循環注水冷却、固化処理、吸着材での固化過程での問題点（セシウムの揮発、シアンガス）、固化体の安全性の評価に関して、高汚染水の処理を中心にテクノロジーを簡潔にまとめる」という内容になっています。
水口憲哉(著)「淡水魚の放射能―川と湖の魚たちにいま何が起きているのか」（2012年、フライの雑誌社）をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で目にし、入手しました。「第Ⅰ部 世界の淡水魚の放射能汚染」、「第Ⅱ部 東日本の淡水魚の放射能汚染」で構成され、世界の放射能汚染について全く知らなかったことを自覚しました。
湯浅一郎 (著) 「海の放射能汚染」（2012年、緑風出版）、山口幸夫(著) 「福島第一原発の「汚染水問題」は止まらない」（2014年、クレヨンハウス）をブックオフオンラインの特価セールスで店舗受取で注文し、BOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で受け取ってきました。
（税込110円、税込210円、税込670円→税込210円、ブックオフオンライン特価セールスで税込100円、税込100円）
----------
福島第一発電所の今後について：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2011-03-21-1
『写真記録 チェルノブイリ消えた458の村』を入手：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2012-06-24
南相馬市博物館と憶・原町無線塔：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2013-09-25
Principles and Standards for the Disposal of Long-lived Radioactive Wastes, Volume 3 - 1st Edition
https://www.elsevier.com/books/principles-and-standards-for-the-disposal-of-long-lived-radioactive-wastes/chapman/978-0-08-044192-4
原子力学会、福島第一廃炉に伴う廃棄物管理対策で報告書発表 | 原子力産業新聞
https://www.jaif.or.jp/journal/japan/3995.html
福島第一原子力発電所廃炉検討委員会
http://aesj.net/hp/documents/%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9%E5%88%86%E7%A7%91%E4%BC%9A%20%E4%B8%AD%E9%96%93%E5%A0%B1%E5%91%8A-%E6%9C%80%E7%B5%820714.pdf
福島第一原発の処理水、海洋放出を政府が決定 - BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/56728227
4月に決まった海洋放出。放射能汚染水のその後 - 国際環境NGOグリーンピース
https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2021/07/05/52168/
「復興と廃炉」に向けて進む、処理水の安全・安心な処分～ALPS処理水の海洋放出と風評影響への対応｜スペシャルコンテンツ｜資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/shorisui.html
ALPS処理水の処分 （METI/経済産業省）
https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/alps.html
「汚染水問題に関する基本方針」を決定（９月３日）（METI/経済産業省）
https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku_houshin.html
東電、処理水を海洋放出 いつ？濃度は？ビジュアル解説: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQONA258QG0V20C21A8000000/
処理水ポータルサイト | 東京電力
https://www.tepco.co.jp/decommission/progress/watertreatment/
福島第一原発の汚染水を浄化した「処理水」沖合から海洋放出へ 海底トンネル、工期は不透明：東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/126793
福島の漁師は言った「漁業やる人がいなくなっと」 近づく汚染処理水の海洋放出方針決定：東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/65997
Japan Society of Ion Exchange (JSIE)
http://www.jaie.gr.jp/
セシウムをどうする 原子力、放射性物質、除染、環境 環境、その他 | 本・雑誌 日刊工業新聞
https://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00002499
選ぶべき未来は森と川と魚たちが教えてくれる。─『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』（水口憲哉＝著） | フライの雑誌社
https://furainozasshi.com/book/tansuigyono-hoshano/
淡水魚の放射能汚染まとめ／放射能汚染を釣り人としてどう受け止めるか（2020/10/17） | フライの雑誌社
https://furainozasshi.com/asakawa/20120226/
フライフィッシング専門誌【フライの雑誌社】釣りと自然の新しい関係
https://furainozasshi.com/
淡水魚の放射能 :川と湖の魚たちにいま何が起きているのか／2012.9.｜国立国会図書館
https://rnavi.ndl.go.jp/mokuji_html/023911182.html
淡水魚における放射性セシウムの半減期（2019年度 38巻2号）｜国環研ニュース 38巻｜国立環境研究所
https://www.nies.go.jp/kanko/news/38/38-2/38-2-04.html
放射性セシウムが魚に蓄積しやすくなる要因は湖と川で大きく異なることが判明｜2019年度｜国立環境研究所
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20200228/20200228.html
「淡水魚類の放射性物質の取り込み状況」（独立行政法人水産総合研究センター 第 10 回成果発表会）
https://www.fra.affrc.go.jp/topics/250220/10thProgram_4.pdf
セシウム濃度が下げ止まりの淡水魚 海水魚との差は歴然｜東京新聞
https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/553
淡水魚のセシウム汚染、湖と川で蓄積傾向に違い：朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASN344HVQN32ULBJ014.html
放射性物質による魚の汚染と内水面養殖への影響・対策（2012年5月、全国養鱒振興協会 ニジマス料理講習会テキストより抜粋）
http://www.zenmasu.com/img/business/quality/influence_measure.pdf
水産物の放射性物質調査について（平成30年10月、水産庁）
https://www.jfa.maff.go.jp/pdf/181212result.pdf
緑風出版│海の放射能汚染（ISBN978-4-8461-1209-7）
http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1209-7n.html
わが子からはじまる クレヨンハウス・ブックレット14 『福島第一原発の「汚染水問題」は止まらない 』／山口幸夫｜絵本のギフト通販【クレヨンハウス】
https://www.crayonhouse.co.jp/shop/g/g9784861012686/
- 出版社/メーカー: Pergamon
- 発売日: 2003/10/21
- メディア: ハードカバー
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: 単行本
- 作者: 水口 憲哉
- 出版社/メーカー: フライの雑誌社
- 発売日: 2021/01/25
- メディア: 単行本
- 作者: 湯浅一郎
- 出版社/メーカー: 緑風出版
- 発売日: 2012/06/12
- メディア: 単行本
福島第一原発の「汚染水問題」は止まらない (わが子からはじまるクレヨンハウス・ブックレット)
- 出版社/メーカー: クレヨンハウス
- 発売日: 2014/01/25
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
コメント 0