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令和2年7月豪雨と「図解入門最新気象学のキホンがよ~くわかる本[第2版]」 [本と映像・音楽の話]

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 熊本県の豪雨災害(2020年7月4日)についてblogを書きましたが、7月9日、気象庁によって九州や岐阜、長野など西日本と東日本の広い範囲で大きな被害が出ている一連の豪雨について「令和2年7月豪雨」と名付けられたことが報じられました。
 線状降水帯による豪雨災害、考えさせられるのが、以前だったら異常気象といわれるものが常態化し、降雨量も増え、過去の降雨量に基づいた土木構造物(排水管や堤防など)の設計では対応できなくなっていることです。
 岩槻 秀明 (著)「図解入門最新気象学のキホンがよ~くわかる本[第2版]」(2012年、秀和システム;リンク先は第3版)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店の書架で見つけ、「気象のことをもっと勉強しなければ」で入手しました(2017年に第3版が出版されたためか、税込1,260円が税込210円に値下げされていました (^_^))。
 以下が目次でその構成は第2版と第3版は同じであることを確認しました。二色刷り(黒と緑)で図も多く使用され、「わかりやすい」です。なお、集中豪雨の解説の中で線状降水帯(その発生要因となるバックビルディング現象を含)を見つけることはできませんでした。

《 目次 》
第1章 太陽と地球
第2章 大気の鉛直構造
第3章 熱力学の考え方の基礎
第4章 水蒸気量の表現方法
第5章 雷雲の発生しやすさを調べる
第6章 降水過程
第7章 大気における放射
第8章 大気力学
第9章 大規模な大気運動
第10章 中小規模の大気運動
第11章 日本の気候

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 2013年9月の竜巻の被害を受けた越谷市、松伏町、野田市の被害状況を確認したこと、2015年9月の常総市の堤防決壊による水害でも被害状況の確認へ行き、災害ボランティアとしてお手伝いをさせていただいたこと、平成30年7月豪雨では「岐阜県にお手伝いへ」と考えましたが、移動の日が遅くなり、ボランティアセンターは既に閉鎖されていたことをこれまでのblogで書きました。災害に関連するblogがこれからも・・ (T_T)

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九州などの大雨 「令和2年7月豪雨」と命名 気象庁 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200709/k10012506041000.html
令和2年7月豪雨」
https://www.jma.go.jp/jma/menu/R2baiu.html
9月2日の竜巻による越谷市、松伏町、野田市の被害:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2013-09-09
常総市災害ボランティアに参加:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2015-09-24
関市役所、わかくさ・プラザ 学習情報館:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2018-08-01
熊本県の豪雨災害(2020年7月4日):ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-07-04-1
図解入門 最新気象学のキホンがよーくわかる本[第3版] - 秀和システム あなたの学びをサポート
https://www.shuwasystem.co.jp/book/9784798053677.html
線状降水帯
https://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2016/2016_09_0011.pdf
【コラム】線状降水帯の停滞が豪雨災害を引き起こす<トピックス<海洋研究開発機構
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20200706/
「動きを予測するのは難しい」短時間で大量の雨をもたらす雲の塊「線状降水帯」に元気象庁長官(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/da84dbe2d334c39e35042dd32678443767a1ab9f


図解入門最新気象学のキホンがよ~くわかる本[第2版] (How‐nual Visual Guide Book)

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  • 作者: 岩槻 秀明
  • 出版社/メーカー: 秀和システム
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: 単行本



図解入門 最新気象学のキホンがよ~くわかる本[第3版]

図解入門 最新気象学のキホンがよ~くわかる本[第3版]

  • 作者: 岩槻秀明
  • 出版社/メーカー: 秀和システム
  • 発売日: 2017/12/16
  • メディア: 単行本



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青い森のヨッチン

高校時代に山登りで使う天気図をラジオから聴き取り作図したことがあります。
気象は複合要因を頭の中で理解するのが難しいですね

by 青い森のヨッチン (2020-07-10 08:44) 

robotic-person

>青い森のヨッチン さん、
気象予測はスパコンの重要な応用分野で、また、対象は「複雑系」であり、「本に書かれていることは一部を抜き出したにすぎない」と考えながら読んでいます。

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気象予測とスパコン | 理化学研究所 計算科学研究センター(R-CCS)
https://www.r-ccs.riken.jp/jp/fugaku/pi/climate

by robotic-person (2020-07-10 12:40) 

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