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旧い自転車屋さんの魔法の呪文? 「3点調整法」 [2. 道具(自転車)]

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 「自転車のフレームサイズの計算方法」のblogで、身長に対して適切な自転車のシートチューブ長、トップチューブ長の求め方を整理しました。「自転車のポジション出しについて参考となるサイトはないかな?」とWeb検索していて、自転車文化センターの「MTBのセッティング」のページで、「3点調整法」の文字を見ました。中学生の時に初めて目にした文字でその時は何のことやらわかりませんでした。それからかなりの年数を経て自転車の設計について少し理解ができるようになった現在、そこに書かれた内容は「乗車者の体格にあったフレームが選ばれた前提でのお話」とは理解できるのですが、コンフォート車、スポーツ車など様々な乗り方があって画一的に語れない現在、やはり合理的には理解できません。また、サドルの高さの調整、カカトであわせると記載されていますが、「自転車のフレームサイズの計算方法」で紹介のように自転車のペダルは足裏の拇指球の辺りで踏むことになりますので適正なサドル高さはこれより高い位置となります。何か、旧い自転車屋さんの魔法の呪文のようで、また、あまり良質でない自転車屋が、体格のあわない自転車を売る時の方便に使われていた(る?)のでは、と気になります。

【以下、自転車文化センターで紹介の「3点調整法」】

3点調整法って何?
A:乗る人の体に合わせて、サドル、ハンドル、ステムを調整して正しい乗車姿勢を決める方法。

● サドル上下高さの調整
 ペダルを一番下に下げ、シューズのカカトを乗せてみて、ヒザが軽く伸びるようにシートピンをゆるめ、サドルを上下に調整する。
● サドル前後位置の調整
  ペダルを斜め前方にし、ヒザの関節からヒモを下げ、ヒモがペダルシャフトを通るようにサドルを前後に調整する。
● 正しいグリップ位置の調整
  グリップの位置を決めるには下記(注:自転車文化センターのWebサイト参照)のSHとBSの長さをはかり、サドルとグリップの長さを約3cm短くなるように調整する。(SH=BS-3cm) *

* : 付図として、S(サドルの座面の位置)、B(BBの位置)、H(ハンドルのグリップの位置)が示され、SHはサドルからハンドルのグリップまでのほぼコクピット長といわれるものに対応し、BSはサドル上面からBBまでの距離に対応するものですが、股下長、そして上半身と腕の長さの比率は人により異なることから、この体形の差を無視して単純に-3cmして求めることはできません。「?」な調整法と考えざるを得ません。


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自転車のフレームサイズの計算方法:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2009-12-20

自転車文化センター
http://cycle-info.bpaj.or.jp/

MTBのセッティング(自転車文化センター)
http://cycle-info.bpaj.or.jp/japanese/cycling/mtb.html

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