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趣味の世界と合理主義 [2. 道具(AV機器)]

 リビングのTVの音はAVアンプを使って外部スピーカーを鳴らしています*1。 このスピーカーに赤黒絶縁被覆のスピーカーケーブルを使っていて、色が目立つことが気になって透明の絶縁被覆の安いOFC(無酸素銅)ケーブルを入手して交換しました。交換した直後、一瞬、音の抜けがよくなったように感じました。昔の記憶を掘り返してみると、これまで使っていたケーブルもOFC、導線のサイズも同じ、これより電気的特性はほとんど変わらないはず。テレビの音の記憶を頼りの比較、あるいは「録音状態が異なるソース」というところで、一番頼りない前者が原因のように思います。正確な比較には両方のケーブルを付け替えて厳密な測定が必要で、比較すること事体、余り意味のあるもののように思えません。「気分、気分」と片付けました。
 しかし、改めてスピーカーケーブルをWebを使って調べてみると、安いスピーカーが何十台も買えそうなケーブルが発売されているのには驚かされました。(何か、商業主義に通じる○○科学のようなものも・・・と考えるのは、貧乏人のヒガミ・・・?) 
 空気を通しての機械的な振動をマイクで拾って電気信号に変換して、その電気信号をまた、スピーカの振動板の機械的な振動に変換して気中に発信する構造。変換部分で特性はほとんど決定される構造で、「原音」は目指す目標であるにしても、実体のない世界。趣味、感覚の世界に合理主義は意味をなさないことを感じます。

*1: 最初に外部スピーカーから音を出した時は感激でした。


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