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「スパコンとは何か」 [本と映像・音楽の話]

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 理化学研究所スーパーコンピュータ「富岳」が、世界ランキングで首位になったことが報じられたのは6月23日のことでした*
 先日、食料品買い出しのついでに立ち寄るBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店ではなく、流山橋で江戸川を渡ってすぐのBOOKOFF 埼玉三郷店へ行き、本を物色していたところ、金田 康正** (著)「スパコンとは何か」(2012年、ウェッジ)が目にはいりました。著者は2009年の行政刷新会議による次世代スーパーコンピュータプロジェクトに関する事業仕分けのWGに有識者の一人として加わられ、蓮舫参議院議員の発言の一部が切り取られてニュースとして騒がれましたが***、当時の(そして現在にも続く)課題を指摘され、日本における科学技術分野のコンピュータ利用の歴史や課題などについても触れられていることから即、「入手」となりました。
 住処に帰って斜め読みし、プロローグの中の「世の中に広く使われてこそ意味がある」の見出しに「「富岳」に対してこの点がPRされていたような・・」になりました。読んでとても勉強になりましたが、大学の研究者の厳しい環境は変わらないばかりか、より厳しくなっていることに考えさせられました。なお、本書で地球シミュレータについて触れられていますが、2011年のblogに書いたJAMSTEC公開セミナーの聴講と2代目の地球シミュレータを見学したことを思い出しました。
(税込210円)

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