8月11日のラジオ深夜便（「平和への橋渡し」、「昭和歌謡・往年の名歌手 坂本九作品集」、「"虹色"の故郷に思いをはせて」）

　8月11日 午前1時台のラジオ深夜便で【終戦の日シリーズ】〔深夜便アーカイブス(初回放送：2018年8月10日)〕の「平和への橋渡し」（放送ライター　笹本妙子）を聞きました。笹本氏そして他の方が、太平洋戦争中、捕虜としてイギリス、カナダ、オーストラリアなどの方が日本に連れてこられ、強制労働に従事させられるなどして死亡した方が1720人いることを調査されたことが語られていました。日本には捕虜の方たちの記録は残っていず（日本軍の常で証拠となるものは焼却処分か・・）、POW（Prisoner of War＝戦争捕虜）研究会がこの埋もれた歴史を掘り起こすために2002年3月に発足、国内外約80人の会員が互いに協力しながら、捕虜・民間人抑留者や戦犯裁判の調査、元捕虜や遺族との交流など様々な活動に取り組まれていることを知りました。笹本妙子 (著)「連合軍捕虜の墓碑銘 (Grass Roots 7)」（2004年、草の根出版会）が出版されていること、また、POW研究会で関連する書籍を紹介されていることを知りました（ラジオ深夜便の聴き逃し配信あり）。なお、放送を聞いていてどうにもやりきれない気持ちになりました。記録となる大切な書類を処分する体質が現在の日本でも続いていることを、今日の裁判記録の安易な処分などから実感させられます。
　同日の午前3時台のラジオ深夜便の〔にっぽんの歌こころの歌〕で「昭和歌謡・往年の名歌手　坂本九作品集」が放送されました。坂本九氏は1985年8月12日午後6時56分、日航ジャンボ機が墜落（リンク先はNHK放送史）で亡くなられた520人の１人で番組の中でもそのことが伝えられました。本blogで下記のような日航機御巣鷹山墜落事故に関連する書籍を入手したことを書きました。あの事故から38年・・。忘れることはありません。
　同日の午前4時台のラジオ深夜便は〔戦争・平和インタビュー〕「"虹色"の故郷に思いをはせて」（ウクライナ人芸術家　ユリヤ・ボンダレンコ、きき手：京都局　竜田理史アナウンサー）でした。聴き逃し配信されています。

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ラジオ深夜便 - NHK
https://www.nhk.or.jp/shinyabin/program/a4.html
明日への言葉: 笹本妙子（放送ライター)　　　　　　　　　・平和への橋わたし
https://asuhenokotoba.blogspot.com/2018/08/blog-post_10.html
POW研究会 POW Research Network Japan | 活動報告 | 会員の動静 | 笹本妙子・田村佳子会員 世界が尊敬する日本人100人に
http://www.powresearch.jp/jp/activities/activity/newsweek.html
連合軍捕虜の墓碑銘 / 笹本 妙子【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア｜オンライン書店｜本、雑誌の通販、電子書籍ストア
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784876482016
POW研究会 POW Research Network Japan
http://www.powresearch.jp/jp/index.html
POW研究会 POW Research Network Japan | 会員による出版物
http://www.powresearch.jp/jp/publish/index.html
POW研究会 POW Research Network Japan | 活動報告 | 元捕虜の訪日記録 | 日本政府招聘によるアメリカ兵元捕虜の来日（2010-09）
http://www.powresearch.jp/jp/activities/report/gov.html
坂本九 Official Web Site
http://www.sakamoto-kyu.com/
脳の可塑性と記憶：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2007-01-24
「墜落現場 遺された人たち」 (講談社+α文庫)：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-08-21
「日航ジャンボ機墜落―朝日新聞の24時」、「御巣鷹の謎を追う - 日航123便事故20年 -」、「墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 」、「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2021-08-12-1
「墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 」、「墜落現場 遺された人たち」：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2021-08-25
「法医学への招待」、「死人に口あり―現場の法医学・法医解剖室より」：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2021-08-29
「日航機墜落事故　遺族の３７年　そして絵本が生まれた」（ハートネットＴＶ）、「茜雲 総集編 ― 日航機御巣鷹山墜落事故遺族の二〇年」：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2022-01-22
日航機墜落事故から37年：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2022-08-12-1

連合軍捕虜の墓碑銘 (Grass Roots 7)

• 作者: 笹本 妙子
• 出版社/メーカー: 草の根出版会
• 発売日: 2023/08/11
• メディア: 単行本

コメント 2

８月に入ると「ラジオ深夜便　明日へのことば」で平和についてのインタビュー特集が組まれますね。聴いていて辛くなりますが、平和への願いがより強くなるように思います。
by ハマコウ (2023-08-12 10:30) 

＞ハマコウ さん、
【終戦の日シリーズ】〔深夜便アーカイブス(初回放送：2018年8月10日)〕の「平和への橋渡し」（放送ライター　笹本妙子）を聴いて捕虜となって亡くなられた方の他、ひどい扱いを受け、頭蓋骨陥没となったり、ひどいトラウマを抱えている方達がいらっしゃることを知りました。そして戦犯として裁かれた人たちはいましたが、ちゃんと向き合ってこなかった日本という国に気付かされました。
　「横浜市保土ケ谷区にある英連邦戦死者墓地へいかなければ・・」という気持ちになっています。

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POW研究会 POW Research Network Japan | 研究報告 | 捕虜たちの声なき声に耳を傾けて
http://www.powresearch.jp/jp/archive/voicelessstories/index.html

by robotic-person (2023-08-12 15:23)