堀本洋一著『ヨーロッパのアール・ヌーボー建築を巡る』 [本と映像・音楽の話]
以前のblogでGlasgow School of Art(写真上)へ行った時のことを書きました。
7月16日、ソラシティ・カンファレンス・センターでの『第1回 宇宙探査オープンイノベーションフォーラム ~JAXA宇宙探査イノベーションハブへのご案内~』に参加した帰り、「近くだから神田神保町の明倫館書店へ」と台風の影響で時々、雨が降っている中、移動しました。そして堀本洋一氏の写真・文による『ヨーロッパのアール・ヌーボー建築を巡る』(2009年、角川SCC新書)と大野輝之、レイコ・ハバ・エバンス著『都市開発を考える - アメリカと日本 -』(1992年、岩波新書)を入手しました。
『ヨーロッパのアール・ヌーボー建築を巡る』の「はじめに」で「(略)日本でアール・ヌーボーといえば家具や骨董品、ポスターなどオブジェ的なもののイメージが先行しているようだが、総合芸術といわれる建築においてこそアール・ヌーボーを本当に満喫できるのではないだろうか(略)」と書かれています。私も著者に同感で、本書の3章にエッフェル塔の設計を行なったエッフェルのことが書かれているなど、楽しく読めました。また、本書にGlasgow School of Artについても書かれていて嬉しくなりました。
『都市開発を考える』を読んでいて、日本は諸外国の開発について自分達(政治屋、不動産業者など)にとって都合のよい部分だけもってきて問題を起こしていること、そしてそれは同書の発行から20年以上経た現在も変わっていないことに気付かされました。 以前に出版された本を読み、現在のことを考えるのも大切なことを再確認です。
(300円、100円)
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Glasgow School of Art (1996年の旅):ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2014-09-13
第1回 宇宙探査オープンイノベーションフォーラム ~JAXA宇宙探査イノベーションハブへのご案内~ ファン!ファン!JAXA!
http://fanfun.jaxa.jp/event/detail/4905.html
「ヨーロッパのアール・ヌーボー建築を巡る 19世紀末から20世紀初頭の装飾芸術 角川SSC新書」堀本洋一 [角川新書] - KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/200902000374/
都市開発を考える - 岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/book/b268034.html
The Glasgow School of Art
https://www.gsa.ac.uk/
ヨーロッパのアール・ヌーボー建築を巡る―19世紀末から20世紀初頭の装飾芸術 (角川SSC新書カラー版)
- 作者: 堀本 洋一
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2009/03
- メディア: 新書
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