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FUJIFILM XQ1の後継機は? [2. 道具(カメラ)]

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 FUJIFILM XQ1、広角側で若干のタル型の歪曲収差がありますが、画像周辺まで画質低下が少なく、広角端でF1.8の明るいレンズは暗い場所でブレの少ない画像が得られ、例えば碑文などの記録にとても重宝しています。このFUJIFILM XQ1 のWebサイトで「本製品は、生産終了いたしました。」 とついに表示されました。8月下旬、実売価格が一時、大幅に下がったことから「生産終了・・」と薄々とは感じていましたが、公式に表示されるとやはり少し寂しいものです。
 前機種のFUJIFILM XF1の発表は2012年10月9日(火)、FUJIFILM XQ1の発表が2013年10月18日(金)でした。順当に考えれば、「そろそろ後継機種の発表」とも考えられますが、2014年8月26日に発表されたFUJIFILM X30は、XQ1と同じ2/3型X-Trans CMOS IIの撮像素子を用いることからある意味、XQ1はX30の競合機種となります。コンパクトデジタルカメラの厳しい競争の中、Xシリーズのプレミアム感を維持するため、「FUJIFILM XQ1の後継機は出さない」というのも戦略となります。ただ、他社のXQ1と同クラスの競合機種のことを考えると「そこまでできるか・・」なのですが・・。
 上位機種の機能が後に発表される下位機種で実現されることは多くあります。仮にXQ1の後継機が発表されると考えると、FUJIFILM X30はリアルタイム・ビューファインダー、コントロールリング、チルト式液晶、カラーモード「クラシッククローム」の搭載、インターバルタイマー撮影に対応、そしてFUJIFILM X20に比して約1.7倍の470枚の撮影が可能を特徴としています。XQ1の後継機を考えるとリアルタイム・ビューファインダーとチルト式液晶の搭載は考えられませんし、コントロールリングは既に実現されています。これより、カラーモード「クラシッククローム」の搭載、インターバルタイマー撮影へ対応(これは微妙ですが)、そしてXQ1の仕様上の標準撮影枚数の約240枚を大幅に超える撮影が可能となることが考えられます(XQ1でも常用の記録画素数はM4:3、パフォーマンス設定は「節電」、マナーモード「ON」、撮影モードPとすることで約450枚の撮影を可能ですが)。
 富士フィルムの戦略は今週、あるいは来週の製品発表の有無で明らかになります。

DSCF1756-20141012.jpg

写真上:COOLPIX P330 (改)とワイコンDW-6の組合せと FUJIFILM XQ1
写真下:FinePix HS50EXR と FUJIFILM XQ1


追記
 FUJIFILM XQ2が2015年2月26日発売として2月5日に発表されました。その数日後、富士フィルムの方から「FUJIFILM XQ1は当初予定した量より売れてしまったため、早く生産終了を出すことになった」という裏話を教えていただくことになりました (^_^;

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FUJIFILM XQ1 富士フイルム
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujifilm_xq1/
FUJIFILM X30 富士フイルム
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujifilm_x30/
FUJIFILM XQ1 : FUJIFILM XQ1 Maniac 発行:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2014-08-31

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