FUJIFILM XQ1：広角端でのフラッシュ光のケラレ改善方法 [2. 道具（カメラ）]
流山花火大会・三郷サマーフェスティバルが8月23日、江戸川堤で開催から打上げ場所近くへいき、FinePix F900EXRを撮影モードPとしてタイマー2秒でお手軽撮影してきました。上はその中の1枚で花火と花火を見る人たちです（アンシャープマスク、トリミング、リサイズの処理有)。花火の音を背に帰る途中、「これは平和の音だけど、紛争などが起きている地では・・」と現実を思い出してしまいました。
さて、以前のblog『FinePix F300EXR ： 広角端でのフラッシュ光のケラレ改善方法』で乳半色のアクリル板を加工して製作したカスタムホワイトバランス用のアクリル板（写真下）の下側をフラッシュの下側に位置決めし、アクリル板でフラッシュ光が上方に反射されるように斜めにしてフラッシュを発光させることで、広角端でフラッシュを使用する際に撮影距離によって目立つFinePix F300EXRのフラッシュ光のケラレを改善したことを書きました。
FUJIFILM XQ1のフラッシュの撮影可能範囲（感度ISO AUTO時）は広角約50cm～7.4m、望遠約80cm～2.7mですが、XQ1も広角端で撮影距離によってレンズ先端によるフラッシュ光のケラレに気付くことがあります。XQ1はホワイトバランスを色温度から設定できる機能があり、このアクリル板の必要性はあまり感じていなかったのですが、再び、登場していただきました。その結果、以下の作例のようにケラレの目立たない撮影結果が得られました。アクリル板にフラッシュ光が反射して天井や側面の壁に光が回りこんでバウンス撮影的な効果、また、アクリル板の内面反射でアクリル板全体が発光面的となるディフューズ効果もあるかもしれません。
カスタムホワイトバランス用のアクリル板（50×100mm、厚さ2mm）
FUJIFILM XQ1単体でのフラッシュ発光（右下にフラッシュ光のケラレ）
アクリル板を組合せ
【追記】
■ ストロボディフューザー「影とり」
以前、改造したFinePix F300EXR、FinePix F200EXRとストロボディフューザー「影とり」 SDF-26 （ケンコー・トキナー）を組み合わせてレンズのケラレを改善しました。「影とり」 のレンズ（レンズフード）の大きさは50～100mm直径までとされることから、XQ1と組み合わせるには「影とり」を左手で支える必要がありますが、実験してみました。この結果、「影とり」 も有効に使えることが確認できました。
ストロボディフューザー「影とり」 SDF-26 （ケンコー・トキナー）
FUJIFILM XQ1単体
「影とり」と組合せ
【「影とり」の効果】
続いて住処に生息（?）する熊さんをモデルに「影とり」の効果を確認して見ました。「影とり」がない状態では右下にフラッシュの影ができ、また、椅子の影が強くでるのが、「影とり」を組み合わせることで影の発生が緩和されました。
XQ1単体
「影とり」を組み合わせ
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FinePix F300EXR ： 広角端でのフラッシュ光のケラレ改善方法：ロボット人間の散歩道：So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2012-01-12
FinePix F300EXRのマクロ撮影の環境整備、「影とり」で一段落：ロボット人間の散歩道：So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2012-07-29
FinePix F200EXRの内蔵フラッシュのマクロ撮影能力：ロボット人間の散歩道：So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2012-07-30
ストロボディフューザー「影とり」 SDF-26 ケンコー・トキナー
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/lighting/strobe_diffuser/01_sdf-26.html
Kenko ストロボアクセサリ ストロボディフューザー 「影とり」 SDF-26
- 出版社/メーカー: ケンコー
- メディア: Camera
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