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『ミッション[宇宙×芸術] -コスモロジーを超えて』(~2014年8月31日、東京都現代美術館)、豊田市美術館 [展示会、セミナー、博物館等]

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 先のblogの「JAXA航空シンポジウム2014 ~我が国の航空科学技術と国際競争力の強化に向けて~」を書きながら、東京都現代美術館(MOT)で8月31日まで『ミッション[宇宙×芸術] -コスモロジーを超えて』が開催されていることを5月のblogで書いたことを思い出し、8月24日、「MOTへ行こう!!」とバイクででかけました。到着して駐輪スペースを指定いただき、スムーズに入館できました(写真上は木場公園側から見る東京都現代美術館と屋外展示アート作品)。
 『ミッション[宇宙×芸術] -コスモロジーを超えて』と共に開館20周年記念MOTコレクション特別企画『第1弾 クロニクル 1995- 』が開催されていて、前者のチケットで後者も入場できるため、一緒に見ました。なお、同時開催の『ワンダフルワールド』は子供を対象とした企画のため、パスしました(8月29日は通常10:00~18:00の開館のところ、21:00まで開館しています)。
 『ミッション[宇宙×芸術] -コスモロジーを超えて』の展示を見ながら、アート作品より宇宙開発に関わる展示物にワクワクしていることに気付き、「技術屋根性が抜けないなあ」です (^_^;
 現在、幕張メッセで開催の『宇宙博2014』、8月18日から9月22日まで利用可能な「平日15時以降入場可能」とする「夕涼みチケット」が一般1700円、高校・大学生1000円、小・中学生600円で発売されています。17時に閉場となるため、少々忙しいですが、当日の一般2,500円を考えると大幅割引で「これを利用しようかな・・」と画策中です。

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■ 『ミッション[宇宙×芸術] -コスモロジーを超えて』
 『ミッション[宇宙×芸術] -コスモロジーを超えて』の会場入り口、『ワンダフルワールド』と兼用でその上に『ワンダフルワールド』と大きく書かれているため、最初、通り過ぎてしまい、「どこが会場入り口?」となりました (^_^;
 展示室に入ってすぐ目に入ってくる「ポートフォリオ 《NASA「宇宙への旅―25年の歴史」》」の解説に「・・・アポロサターン17号・・・」という記述があるのを目にし、英文を見て、当然、それに対応する単語がないことを確認し、「宇宙開発について知らない人が、アポロ宇宙機とそれを打ち上げたサターンロケットと区別がつかず、解説文を書いたな・・」と気づき、会場の方に解説に誤りがあることを伝えました(約10年ほど前、技術系のハンドブックの編集・校正に携わっていたため、誤記は気になってしまいます。それにしても「なぜ、今までこんな簡単な誤りに誰も気づかなかったのかしら・・」です (^_^; )。

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最初、通り過ぎてしまった入口

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受付の脇の人工衛星(技術試験衛星『きく1号』のエンジニアリングモデル?)、これに気付けば・・

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測地実験衛星「あじさい」の試験モデル

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月探査ローバー(IHIエアロスペース)のコンセプトモデル

【「なつのロケット団」と再会 (^_^) 】
 昨年7月のblog3331 Arts Chiyodaで開催の『八谷和彦個展 Open Sky 3.0』とともに民間ロケットプロジェクト「なつのロケット団」の展示を楽しんだことを書きました。2013年8月10日に北海道の大樹町 * での打ち上げ実験に成功した小型液体燃料ロケット「すずかぜ」が展示されていました。焼損したデジタルカメラなどの展示もありました。

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* : 大樹町は「宇宙のまちづくり」を進めていて、JAXAをはじめとして、民間企業や大学による様々な実験が「大樹町多目的航空公園」で行われています。公園内に 「大樹町宇宙交流センター SORA」があり、5月~10月オープンしています。

■ 開館20周年記念MOTコレクション特別企画『第1弾 クロニクル 1995- 』
 特別企画を紹介する小冊子の『はじめに』で「(略)本展は、当館の所蔵作品を中心に、現代美術の表現を通して1995年以降という現在進行形の歴史を検証する、初めての試みとなります。(略)」と記載されます。バブル経済崩壊の中、阪神淡路大震災、サリン事件に始まる1995年、当時を伝える建物の写真、様々な作品を見ながら、「居心地がよくない・・」という気持ちが浮かんできました。作品は見る人の感情に働きかける力を持ちますが、記憶とも関係しているようです。

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■ 美術図書館、ミュージアムショップ
 MOTの地下1階にある美術図書室は、「東京都美術館美術図書室(1976-1995)の資料を引き継ぎ、継続して収集・保存し、主として、近現代の美術に関する図書資料を所蔵している専門図書室です。 どなたでも無料で閲覧していただけます。」とされます。美術関係の文献調査は私の活動外ですが、「そのような機会があったら・・」です。その上にミュージアムショップがあります。

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■ SPACE TRAVEL
 上の写真のミュージアムショップの隣に何やら、宇宙関係の展示がありそうで気になって立ち寄りました。そしてSPACE TRAVELの展示であることがわかりました。SPACE ADVENTURES社の宇宙旅行代理店による出店のようです(『ミッション[宇宙×芸術] -コスモロジーを超えて』に関連しての出店でしょうか・・)

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■ チケットを購入しなくても楽しめる作品
 入場チケットを購入しなくてもロビーに置かれた作品、屋外作品を楽しむことができます。

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太陽のジャイロ・スコープ(アルナルド・ポモドール、1988年)

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ロッキング・マンモス + M・ザ・ナイト(ヤノベ ケンジ)

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カタツモリのようにB(リチャード・ディーコン、1987-96)

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裂けた球体(マルタ・パン、1984年)

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地下1階のサンクンガーデンの展示作品


■ 豊田市美術館
 開館20周年記念MOTコレクション特別企画『第1弾 クロニクル 1995- 』の上記の小冊子の中でMOTと共に1995年に開館した豊田市美術館の名前がありました。「2003年に豊田市美術館へ行ったはず・・」と当時、使用のCOOLPIX 4500の画像ファイルをチェックして見つけました。COOLPIX 4500は4M機で広角端は35mm判換算38mmですがタル形の歪曲収差が大きく、今日のデジタルカメラの画質を考えると甘い画像で、約10年の間のデジタルカメラの画質の向上、広角側が同24, 25mmに対応するようになったデジタルカメラの便利さを実感しています。
 次の画像のうち、七州城の隅櫓を除いて歪曲収差が目立たないようにPhotoshopの変形のレンズ補正+5で処理しています(いずもアンシャープマスクの補正あり)。
 当時、豊田市美術館で何を見たかは既に記憶の彼方です (^_^;
 なお、豊田市美術館、2014年9月16日~2015年秋まで改修工事で休館とのことです。

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豊田市美術館

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高橋節郎館

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七州城の隅櫓(復元)

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展覧会|東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO
http://www.mot-art-museum.jp/sp/exhibition/cosmology.html
東京都現代美術館:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2014-05-08
「JAXA航空シンポジウム2014 ~我が国の航空科学技術と国際競争力の強化に向けて~」(2014年9月18日、御茶ノ水ソラシティ)、宇宙ミュージアム『TeNQ』他:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2014-08-24-1
八谷和彦個展 Open Sky 3.0:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2013-07-23
株式会社IHIエアロスペース|宇宙開発
https://www.ihi.co.jp/ia/product/spaceproject.html
株式会社IHIエアロスペース|技術紹介
https://www.ihi.co.jp/ia/research.html
宇宙旅行代理店 SPACE TRAVEL
http://spacetravel.jp/
豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art)
http://www.museum.toyota.aichi.jp/home.php

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